教師に求められる「理想」
皆さんは、
どんな教師に出会ってきましたか?
教師にもいろんな人がいます。
厳格な教師。
ユーモアがある教師。
部活を頑張っている教師。
生徒と楽しそうに話している教師。
授業が上手な教師。
いろんな同僚と仲がいい教師。
教師に求められる「理想」とは
なんなのでしょうか。
皆さんのなかでの "いい教師" を
思い浮かべながら読んでみてください。
①教師に求められる「理想」とは
スライドの通り、教師が目を向けなければならないところはたくさんあります。
「理想」についての正解があるわけではないですね。
文部科学省や地方自治体は、「理想」についてどう言及しているのでしょうか。
文部科学省は、このように言っています。
地方自治体からは、東京都を例にとって見てみます。
文部科学省も東京都も、おおよそ似たようなことを言っていますね。
*
以前にちょこっと書いたのですが、ニイルの言葉をもう一度取り上げてみます。
イギリスの教育家、A.S.ニイルの言葉に次のようなものがあります。
教師は、子どもたちと同じ目線で物事を見て、子どもとともに考え、成長していくものだと言っています。
また、子どもの尊厳や人格を傷つけることは絶対にしてはいけないとも言っています。
ニイルは、子どもとの関わり方を重要視していますね。
②私が考える「理想」
最初にお伝えしたように、「理想」の正解はないです。
「理想」は、他人から強制されるものではありません。
「理想」を押しつけられるとしんどいですもんね。
あくまで、「自分のなかで大切にしたいこと」が「理想」だと私は考えています。
私が大切にしていたのは、授業力と受容力です。
ずっと言っていることですが、教育の根底には "生徒のため" という事柄が必ずあります。
〈授業力〉
養護教諭などはまた別ですが、教科に関わる教師は授業力が第一だと考えています。
生徒のことを考えた授業づくりをすることで、生徒がついてきます。
実態としては、カリキュラムの問題があるので「この教材から生徒にどのような力をつけられるか」という順序で考えてしまいがちですが、本来は「生徒の力を育むためにはどんな教材がいいか」という順序が望ましいです。
「 教材 → 生徒 」ではなく、「 生徒 → 教材 」がいいですね。
〈受容力〉
生徒の意見を聞くということは本当に大切です。
教師が自分の考えだけを突き通そうとしても、生徒はついてこないですね。
柔軟に対応できる力が必要です。
頭ごなしに否定するのではなく、生徒の考えを尊重して受容するということが重要です。
*
教師が生徒のためを想って行動するのと同様に、note でも読み手のことを考えて行動していきたいですね。
まとめると
◎ 学校や生徒の実態によって変わるので、
「理想」の正解はない。
◎「理想」は、
他人から強制されるものというより、
自分のなかで大切にしたいこと。
◎ 授業力と受容力は大切にしたい。
"生徒のため" は外せない。
でした。
皆さんが思い浮かべる "いい教師" は
どんな人でしたか?
Saka.先生
*皆さん、10月もよろしくお願いいたします…!*
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