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本屋で、作家のサインが入った本が売っていることがある。「サイン本」というやつだ。私は、ほしいと思っていた本の中にサイン本があると、比較的買いがちである。サイン本は冊数が少ないのでそれをめがけて本屋に行くことはないが、あれば「ラッキーだなあ」くらいに思ってカゴに入れている。 信用していないわけではないが、サインの入った本を眺めていると「書いた人が本当にいるんだ」と作家の存在を実感できる。私には何かを創作する力や日常をおもしろく綴るセンスはないから、なにが一体どうなってこの文章