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当たって砕けて海外文学

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海外文学の積読にひたすら体当たりしてどこまで小さな石ころになれるか試しています。
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2019年7月の記事一覧

そうかこれが世界文学か

まるで詩のようだ、と思った。読んでいるとフワフワとした気持ちになって、少しずつ言葉に絡め取られていく。そんな感じだ。 イーユン・リー『夢から夢へ』(「GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03」所収、早川書房、2016年) 前回で予告したとおり読んでみた。が、いわゆる「文学的」な感が強く一読では掴みきれない作品であった。なので、同じ作者の短編集『千年の祈り』の訳者あとがきを読んでみる。外国文学の訳者あとがきや解説は、作者の略歴などをきちんと書いてくれていることが