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心の星空から北極星を探す
「やりたい事」を選ぶこと、
選んだやりたい事が本当に自分に向いているのか見極めること、
努力し続けること。
結果が出る前の粛々と自分自身を信じ続けるだけの時間は、ランニングマシンの上を淡々と走るよりずっと難しい。
その長いか短いかもわからない道のりの渦中で、
ほんの少し分かりやすく
成功のカタチをした果実が落ちていると
つい拾いたくなる。
それは自分の思い描いてた理想通りではないけど
でも、及第点は満たしているように感じさせてくれる。ひとまずの自尊心とか、ひとまずの他者への顔向けとか、そういうもので心をほんの少しでも満たせると、頑張ってきた甲斐を感じる。
だけど、そうやって及第点を満たし続ける人生がやりたかったわけじゃない、と立ち止まってしまった。
あれ?私の人生この感じで満足なの?と自分に疑問を持ち始めたのが3年くらい前。
その頃は、私はゴールさえももう分からなくなっていて、目先の充足感≒幸せだと思っていたし、それで十分だった。
だけど、農業したい人がスーパーの野菜コーナーで働くだけでは本質的には絶対に満足出来ないように、人は本当にやりたいことに類似した別の何かで誤魔化してはいけないのだと思う。
デザイナーとしての私はずっと、野菜を育てる代わりに、誰かが育てた野菜を袋に包む作業で満足しようとしてた、まさにそんな感じだった。
本当に欲しいものを見失っちゃいけない。
心の中に北極星として灯し続けないといけない。
大切なのは現実が変わるまでの距離じゃなくて、
行き先を見失っていない、という事実だった。
そこから三年かけて、やっと今の自分が目指す先を取り戻す事ができた。
相変わらず、足元にはコロコロとわかりやすい成功に似たものが落ちていて、物凄く拾いたくなる。
だから、ここに記事として残しておくことにしました。一番下手くそにしか進めない道だとわかっていても、どれだけ時間がかかってしまうとしても、本当にやりたい事をするのがどれだけ楽しいか知ってしまった今、もう自分を見失わないために。
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