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2001年宇宙の旅を見た感想

2001年宇宙の旅を友達と見ました。映像は本当に綺麗だし舞台装置は本当に見事でした。ストーリーに関してはよく分からない感じだったのでそれが議論を呼んだんでしょうね。エヴァンゲリオンも分からない所があったから盛り上がって解説本が何冊も出たように2001年も同じように当時盛り上がったのかな?議論をして盛り上がるのも含めてのコンテンツなのかもしれない。

HALの反乱後から急転直下で話が変わってホラー感有りましたね。赤いランプが怖かった。HALの反乱はモノリスを作った異星人が仕掛けたのか、地球のお偉方と何者かが取引したのか、最初からそういう風にプログラミングされていたのか、のどれかなのかなと。

最後の色んな宇宙の風景は主人公がモノリスを作った異星人に無理矢理宇宙の真理の様な物を注入されて正気を失っていく感じかなと。最後の部屋は自分の過去と未来と現在を同時映したマルチバースを可視化したものだと推測した。部屋には宗教画の様な物と彫刻があり秩序だっていた。つまりあの部屋の中は秩序だって正しい存在がいたということ。狂気ではなく正気の存在がいた。ただそれは宇宙の真理的に表現された部屋だろうと思う。真理を与えられた後の存在があの部屋にいた。エンド部分でも達成感ある曲だったのは「真理を得て今までの存在より上がったね!おめでとう!」という感覚だったのかなと。

クトゥルフ神話的に言うとSAN値直葬されてSAN値0になって向こう側の存在にあった感じかな。ミ=ゴは物理的にそうする感じだけどこの作品の異星人は超常的な何かを用いたのかもしれない。若しくはモノリス的な科学の力とか。

まとめ

映像は本当に綺麗で舞台装置は本当に身事。古い作品だとは思えないぐらい見事でした。でもあまりにも静かすぎる作品です。人によっては途中で眠くなるかもしれない。それを否定できないぐらい静かな作品でした。でも映像が綺麗で内容も解釈を色々できる作品だからこそ評価が高くなったといえるのではないだろうか。いい意味で推測や解釈をすることで完成に近づく作品だと思いました。クトゥルフ神話を知っている事で解釈に弾みがついてよりよい解釈が出来た気がします。クトゥルフ神話は古い作品なのでもしかすると2001年宇宙の旅に何か影響を与えているかもしれませんね。

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