幸せを見つけるのは特殊能力。幸せが見つかるのは必然。
なんか、嫌なことが続く日。
じわじわ、嫌なことが続くことはよくある。
目覚ましが鳴らなかった。
家庭菜園に水をあげようとしてベランダに盛大に水をこぼした。
もうすぐ旅行なのに、ばかでかい台風がくる。
会社の電話が静かで仕事がはかどると思っていたら根本の機械が壊れていた。
外はどんよりどしゃ降り。
暗く重たい。
本当にこの雲の向こうに青い空があるのかと疑いたくなる。
なんだか肌荒れもしてるし。
うーん、嫌だな。
でも、そういう時。
キラっとしたひかりを見つけると何とも言えない、ふわっと高揚した気持ちが湧き上がってくる。
たとえば、
小さいとき、ミルキーの包み紙にペコちゃんが10個あると嬉しかった。
星型のピノを見つけたときは最後に食べた。
お守りみたいな本が見つかった。
Twitterで素敵な方から♥️をもらえた。
青の洞窟シリーズのカルボナーラが思いの外美味しかった。
上司と雑談してたらチームの方向性が見えてきた。
ランダム再生で聴いていたSpotifyで昔好きだった曲が流れてきた。
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見えにくいもの。
些細な幸せ。
これに気づくことができるのは心に余裕があったり、意識的に今日いいことあったかなと考えたりしないとなかなかできない。
時間に追われてしまっていたり、心がいっぱいいっぱいだったりすると見つけにくい。
慌ただしい日々をあなたは過ごす。
些細な幸せを見つけるのは至難の業。
幸せを見つける。それは当たり前のことではない。
実は特殊な能力なのかもしれない。
幸せを見つけることができる人は特殊能力者。
だからこそ幸せに気づくことができたとき、心が動いたとき、もっと感情を出してもいいと思う。
もっと笑っていいし、もっと声を出してもいい。
人に話してもいいし、泣いたっていい。
幸せは連鎖するから。
世界がみんな幸せ発見の特殊能力者になったら、平和になるんだろうな。
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じゃあ何で幸せって見つかるんだろう。
小さいとき、ミルキーの包み紙にペコちゃんが10個あると嬉しかった。
それは、いいことないかなとペコちゃんを数えたから。
星型のピノがあったとき。
それは、リフレッシュしようとピノの箱を開けたから。
お守りみたいな本が見つかった。
それは、自分の心が動く本を探したから。
Twitterで素敵な方から♥️をもらえた。
それは、自分の想いをツイートしたから。
青の洞窟シリーズのカルボナーラが思いの外美味しかった。
それは、仕事に疲れていてもせめてご飯だけは食べようしたから。
上司と雑談してたらチームの方向性が見えてきた。
それは、勇気を出して上司に声をかけたから。
ランダムで聴いてたSpotifyで昔好きだった曲が流れてきた。
それは、泣きそうなときでも元気になれる曲を聴こうとしたから。
幸せの前には自分の行動がある。
つらいときとか、苦しいときとか、
頑張っているときとか、何とかしたいときに取った行動。
「行動」したからこそ、「幸せ」が近くに来てくれた。
因果応報。因果応"幸"。
大きなことはしなくてもいい。
扉を開ける。
靴を履く。
外の空気を吸う。
焼きたてのパンとかキンモクセイの香りがしたらもう幸せ。
そんな風に思える毎日を過ごすために。
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17時を回り、もうすぐ仕事終わるぞっていうタイミングで突然ネットワークが不安定になった。
すぐ復旧したけど、なんか嫌な気持ち。
そんなとき、にこにこ上司がおもむろにくるみっこを配ってくれた。
あのめちゃめちゃ美味しい鎌倉土産のクルミのお菓子。
私の大好きなお菓子。
寝坊しそうでも、仕事がバタバタしていても、
なかなか前に進めなくても会社に行った。
行動した自分をほめてあげていい。
よくやった自分、おかげでくるみっこが手に入ったぞ。
今日もいい日だ。