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音の背後に何が漂う

「今回は音が主役やった」
『初め騒音だったんだよね』

「読ませてもろた時、初めと終わりで軸がブレとるな、そう思たんや。最後、音が主役でええ感じの締めなんやのに」

『言われて腑に落ちた。気づけなかったよ。騒音と音の視点が入れ変わっちゃった』

「偉そうに勝手なこと言ってすまんな」
『とんでもない。お陰で軸が通った』
「にしても、うまいこと直せたで」
『あはは~いいヒントもらえたからさ』

♡♡♡

こんにちは!
フジミドリです☆

今回の私物語は音が主人公でした。

改めて不思議に感じます。この世は音が溢れているのです。音って何だろう……

ではいつものように、イラストの朔川瑶さんと創作談話スタートです。

♡♡♡

「フジさん、音が気になる人や」
『昔っからダメね。神経質で』
「まあ、わたしも平気やないけど」
『なんか気になっちゃうんだよ』

「きっと音だけやあれへんで」
『あ。音の背後に人の想念おもいがある』
「感じ取るからやろな、それも」
『……ああ。たーしかに確かに』

♡♡♡

ようさんのご指摘で気づきました。

なるほどそうか。音で苛立ったのではなく、その背後を流れている、発した方の持つ想念に反応していた──

気づいてみれば、理解は広がります。

♡♡♡

『オレ、雷鳴カミナリが好きなのよ』
「は。マジ。こわないん?」
『こう、ハラの底に響いてね』
「ワクワクしてくる感じか」

『純粋な恐怖におののく自分もいるけど、厳粛おごそかおそれで身が引き締まる自分もあってね』

遠雷えんらいやったらわかるけど……そうやな。言われてみれば、子供の頃は台風ん時、家ん中おって豪雨見ながらドキドキしたりとか」

『あるある~自然の音って気にならないんだよな。むしろうっとりするというか。大きさデシベルの問題じゃないんだよね』

「けど、雷の音が間近でドーンゴロゴロ響いたら、そら恐怖やで。純粋に怖なるわ。やっぱフジさんちょっと……」

♡♡♡

道術どうじゅつの師匠から、雷は神が鳴る、神なる大自然の警告であるとお聞きしております。

腑に落ちました。

自分も含め、地球人類全ての営みが正されている。そのように感じたのです。

偉大なるものを前に平伏ひれふす感じでしょうか。

♡♡♡

「死後の世界は、霊魂たましい周波数バイブレーションによってみ分けられる、そう書いとったな」

『そうだね。この世にあっては、仙骨せんこつから発せられている周波数なんだけどさ』

「何と言うか、差別的な感じ受ける。周波数が高けりゃ上かなんて思ってまう」

『なるほど。この世は平等が良くて、差別はダメって風潮あるからね……区別と言えばいいかな。厳密に分かれるのは仕方ないよ』

「そうかぁ。高い低い言うても、どっちが優れてるかではないもんな。ただ厳密に分かれることだけは確かなんや」

『この世と逆なんだね。歴史上の人物とか、この世で成功者とか、むしろ周波数は低くなっちゃう。現実重視だからさ』

♡♡♡

現実世界こちらを重視するのか、それとも霊的世界あちら中真ちゅうしんなのか、自由選択になります。

同じ周波数だから気が合うのです。

一緒にいて気にならない、とても心地よくなれたり致します。

ならば、どうして現実世界は、周波数の違う方が混在しているのでしょうか。

不思議な仕組みでございます。

♡♡♡

『騒音の発生源になっている人が、気づいてなかったりするわけ。周囲を不快にさせて、想念を浴びちゃってることにね』

「なるほど。人の行動ふり見て我が理解ふり直せ。苛立つだけやのうて、あれは自分の姿、そう思えたらええんか」

『オレが見るものを聞くことは、霊魂たましいが映し出す過去世かこせの自分であり、来世らいせでやったかもしれない自分であり……』

「なかなか難しいけど、そう悟れたら楽になりそうや。意識の世界で済ませてしまえるんやから、省エネいうんやろか」

♡♡♡

肉体の私がどれほど苛立っても、霊魂はまるで傷つかない。

このように理解して私は救われました。心地よく生きられるようになったのです。

苛立ちを抑える必要がない。

あるがままそのままであれば、霊魂は深く理解して、次の人生に生かしてくれるのです。

♡♡♡

『イラスト愉快だね』
「元ネタがウケるんよ」
『アレンジで生かされたな』
「ありがたいお言葉やで」

『今回は、書いてると深刻になりそうな雰囲気があったけど、イラストを見る度に、つい笑っちゃって』

「騒音に悩まされとった頃の記憶、そん時の想念までが再現されとったかもしれへんな。イラストで浄化されたら嬉しいわ」

『AIがイラストも描く時代だもん』
「わたしはずっとアナログや」
かえって希少価値これから☆になるかもよ』
「アラ、ソレハウレシイコトダワ」

♡♡♡

お読み頂き、ありがとうございます!

こちら残り4回6/15完結です。仕事の都合でお休みに入ります。

次回の私物語5月21日午後3時。創作談話は25日木曜のお昼となります。

是非いらして下さい☆

ではまた💚



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