あなたの仕える相手は

「今回は仕事の二巡目や」
『誰に仕つかえるかって話』
「お金に仕えるわたしら」
『やだね～金の下僕どれい！』

「まぁ、亡者よりマシやんけ」
『いるよな～戦争で儲けるヤツ』
「あと殺戮予防接種も流行はやりや」
『芸能事務所の裏会見で暴露さ』

「主婦かて立派に仕事なんやで」
『幼児あかちゃんは眠る笑う泣く仕事さ』
「素もとに正直。素直はええな」
『本来ほんとうの自分に仕えようぜ♪』

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こんにちは！
フジミドリです☆

日曜午後３時私物語わたしものがたり、今回は仕事に関する幽界ゆうかい見聞録の二巡目でございます。

お楽しみ頂けましたでしょうか。

ではいつものように、イラストの朔川揺さんと創作談話お届け致します。

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「フジさんは３０年、塾の講師せんせいやっとるな。自分が意図した通りの仕事なんか」

『とんでもない。親類に多いけど、教師だけはやるまいって思ったものだよ』

「皮肉なおもろいもんやね」
『気がつきゃ教師だぜ』
「きっと運命宿命や」
『決まってんだよなぁ』

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人生は全て決まっている。

だからこのままでよい。

道術家どうじゅつかである私は、事ある毎にこの言葉を唱えております。人生訓あり方と言えるでしょう。

道術と出逢うまでの私は、あらゆる面で意識が外へ向いていたものです。

道術は中真ちゅうしんと対話します。

人体の中心にある仙骨せんこつのことですが、あえて中真という文字を当てるのです。

仙骨とは背骨の最下端いちばんした、腰の中央に位置するちょうど掌サイズの骨です。

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「とにかく仙骨や。頭と違ちごうて」
『祖先は肚と言い伝えてきたよ』
「ハラも丹田たんでんも漠然とぼんやりしとるわ」
『仙骨は骨だから具体的だね』

「直観の出所が仙骨やったな」
『幽界と繋がる受信装置アンテナだから』
「誰もが持っとる優れもんや」
『うん。取ったら即死！』

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中真の仙骨を意識すれば、幽界と繋がることができます。そして、私は指導霊しどうれいとの対話で仕事の本質を学んで参りました。

本当の自分に仕えることが仕事。

そのために用意された、この世で起こる全てが仕事といえるようです。

何のためにする仕事か。仕事に対するご自分のあり方によっては、悩み苦しんだり、伸びやかに過ごしたりもできましょう。

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『この世へは、人間の業ごうを解消して、本来の自分に戻るため生まれてきたのさ』

「業カルマの解消なぁ。今更やけど、業とか無意識に使うとる。どう捉えたらええんや」

『オレたちを不自由にする想念おもいが業だね。本来、魂は自由自在だからさ。何でもできる。どこへだって行ける』

「ほおぉ。そらもう神さま言うてええやん。創造の神さまいうかな。何でもできる何処でも行ける言うたらスーパーまいばすけっと？やで」

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何でもできる。

私は今、個別塾で教えております。昨日は三人で小６理科社会と中３高３数学でした。

教える内容は異なりますが、期せずして三人に同じことを言ったものです。

─自分ができたらスゴいと思えないだろう。が、できることをやればいいのだよ─

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「フジさん、ちょっと質問なんやけど」
『OKウェルカム。さあいらっしゃい』

「法則うちゅうが創り出したわたしやったら、法則と同じ創造する力を持ってるんか」

『ピンポーン。その通り。だから、オレたちは、何でも自由自在に創り出せるのさ』

「はぁ、そらまた驚きや。知らんかったわ。え。せやったらこれまでの人生も……」

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私たちは一人残らず、神なる法則によって創り出された創造物です。

そして、神と同じ力を持ちます。自由自在に生きてよい、解き放たれた魂なのです。

この秘密を幽界で体感して、細胞の隅々まで理解がいき渡って参りました。

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「細胞の隅々か。そらまたスゴいな」
『うーん、ていうか正確に言うと』
「細胞は元からわかってたんや」
『ピンポーン。さすが揺さん』

「わたしの頭がボンクラで邪魔しとる」
『つまり、それがオレらの業ってわけよ』
「生まれ変わって想念が積み重なったんや」
『何百回となく転生してるんだからさ』

「ほなわたしら、業を解消するため、この世に生まれてきたんでええんやな」

『幽界、つまり死後の世界じゃ、なかなか業が解消できないって仕組みらしいんだよ』

「ほう。そらまたどうしてなんや」
『時間も空間もない世界でしょ』
「ボヤンと呆けて百年たつか」
『ずっと苦しむわけなのよ』

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何もかも幻想まぼろし。この世に分離などない。全て一つ。愛と調和で包まれている。

このように語る方ひともあるのです。

一方で、ひたすら利潤を追い求め、諍いさかいが起こることも辞さない集団がございます。

善と悪。肯定か否定か──

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「ポジティブもええけど、聖人君子いう感じが鼻について反発してまうんや」

『それでいいんだよ。なかなか悟れません、なんて方が素直でよろしいわけ』

「ほな、悩んで苦しんでええんか」
『善と悪。両方あってこの世だから』
「へえ、バランスとれた献立みたいや」
『そ。カロリー計算ばっちりなのさ』

「どんなええこと言うても必ずアンチおる」
『ピリ辛食べるとスイーツが欲しくてね』
「みんな違うて、両方あってええんや」
『オマージュ金子みすゞは永遠だぁ』

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お読み頂きありがとうございます！

次回の私物語は１１月１９日午後３時です。

こちら西遊記の創作談話は木曜の朝８時に公開致します。

是非いらして下さい☆

ではまた💚