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その文章”事実”と”意見”が混ざってないか?

就活生のみなさん、就活お疲れ様です。

僕たち面接官が聞きたいのは学生さんの体験(事実)から何を考えているか(意見)だ。

企業研究をし、会社の取り組みについては事実を言っても面接官はもちろん当たり前に知っているから面白くない。
特にHPに載っていたり説明会で話したりした内容をそのまま話す方が少なくない。

事実の中にみなさんの意見が入ることで、お!この子は勉強しているな!となるわけだ。


ただ単に事実を並べることは誰にでもできる。
たしかに志望度を測る指標にはなる。
しかしそこから「プラスワン」がなければ差別化ができない。

そしてこの「プラスワン」ができる学生が圧倒的に少ない。


御社の𓏸𓏸という取り組みに共感しています。𓏸𓏸という部署に行ってみたいです。
と言われ、具体的に何がしたいの?と聞くと答えられない。

そこに「意見」がないのである。
これでは自己アピールにもならない。
自分はいろんなことを知っているよということしか伝わらない。

大切なのは自分がどう思うか?何がしたいか?を自分の言葉で話すことだ。


体裁なんて整えなくていい。
世間知らずで実現不可能な事でもいい。
そこに強烈な想いがあればそれでいのだ。

今1度自分の書いた文章や面接での受け答えをみかえしてほしい。
そこに書いてある「事実」と「意見」は何か?

この2つを明確に理解し、使い分けることによって他の就活生と差がつけられるはずだ。

その他にもTwitterで相談を受けた方の志望動機でも、意見と事実がごっちゃになっている方が多い。

例えば、物流業界に行きたい方を例に上げる。

日本では2024年に物流問題が起こる。
消費者に迅速に商品が届かなくなる。
私はお客様が必要とする商品を迅速に確実に届けたい。
なので物流業界を志望する。

この例文でいうと前半は事実が書かれており、途中から意見に変わっている。

日本では2024年に物流問題が起こる。
消費者に迅速に商品が届かなくなる
↑ここまでは事実である。

私はお客様が必要とする商品を迅速に確実に届けたい。
なので物流業界を志望する。
↑ここからは意見に変わっている。

なぜその意見になったのか?の前につなぐ言葉がないため、急にどうしたんだとなるわけである。

日本では2024年に物流問題が起こる。
消費者に迅速に商品が届かなくなる。
物流の問題を解決しないことには人々の日常に大きく支障が出る。
私は物流問題を解決し、人々の生活を支えるべく
物流業界を志望する。

このように事実と意見をつなぐ言葉があると、文章の構成がグッと良くなるのだ。


もし、自分でよく分からない方はTwitterで声をかけてほしい。
あなたらしい就活が出来るよう力になれるはずだ。


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