【コロナで過去最大の5月病が!】経営者のあなたがやるべき対策法
皆さんの会社はコロナの影響でテレワーク(リモートワーク)は導入されましたか?
もし少しでも「導入した」という方は要注意です!!
社員の方が「過去最大級の5月病」になる可能性があります!
5月病とは、ゴールデンウィークなど大型連休の後に
・会社に行きたくない
・なんとなく体調が悪い
・眠れなくなる
という状態になることの総称です。
5月病をきっかけに遅刻や欠勤が続く社員がうつ病や適応障害になり退職をするなどが起こる可能性があります。
まず、こちらのグラフをご覧ください。
出典:『エン転職』1万人アンケート(2020年5月)「テレワーク」実態調査
職種や業界に絞らずにアンケートをとってもテレワークという働き方に満足した人は半分以上もいるのです!
満足していない、と言い切った人は全体の約1割しかいません。
今後働きたいと思うか、については・・・
出典:『エン転職』1万人アンケート(2020年5月)「テレワーク」実態調査
テレワークを経験している人で「今後もテレワークで働きたい」と思っている人は約7割ほどいます!
出典:『エン転職』1万人アンケート(2020年5月)「テレワーク」実態調査
その理由としては、なんと8割以上の人が
「通勤によるストレスがないから」
もともと日本では、朝早くから満員電車に乗らなければならない通勤に対して、ほとんどの人がネガティブな感情を持っています。コロナが徐々に落ち着いて、オフィス勤務に戻ったとしても、ひとたび「家でも仕事は出来る」と感じていれば、会社に行く必要性を感じないのです。
つまり「通勤」が今まで以上に苦痛に感じるようになります。
そんな状態の社員に、オフィス勤務を指定すればどうなるか・・・
もうお察しでしょう。会社に対しての不満、通勤のストレスが引き金となりだんだんとモチベーションが下がって来ます。
これが「5月病」です。
最悪はあなたの会社を去る可能性もあるでしょう。
だからと言って、なかなか
完全にテレワークに舵を切るのも現実的ではないですよね?
社員には5月病になって欲しくない、でも
完全にテレワークは難しい・・・
そんなあなたの窮地を救う方法は、
社員のモチベーションを上げる
これしかありません!!
社員のモチベーションを上げ、
5月病も跳ね返す「予防策」をご紹介します!
経営者のあなたがやるべき対策法
①仕事の目的を再確認させる
まずは「何のために仕事をしているか」を再確認させるという事です。
レンガ職人の話はご存知でしょうか?
ある建設現場で3人を男性が働いていました。
「何をしているの?」と聞いたところそれぞれこう答えました。A:「レンガを積んでいるんだ」
B:「お金を稼いでいるんだ」
C:「大聖堂を作っているんだ」
この3人は、行う作業は同じでありながら働いている目的が全く違います。
Aは、目的がない
Bは、お金を稼ぎ、食べていくため
Cは、後世人々を癒す、空間を作るため
数年後、彼らの人生はこのように変わっていました。
A:変わらずにレンガを積む仕事をしていた
B:レンガの現場より給料は高いが、
ノルマ達成が大変な職場で木を切る仕事をしていた
C:役場に引き抜かれ、橋を作る工事の責任者になっていた
このように目的が違うだけで
自分のやる気も、その先の未来も全く違ったものになるのです。
どのような目的を持って働いているか、今一度、社員に考えてもらう時間を作るようにすれば仕事に対する意欲が上がり、会社全体の成長へと繋がるでしょう。
②会社自体、あなた自身の目的を伝える
先程お話したのは、社員個人の仕事の目的についてでした。2つ目の予防策としては、会社や経営者であるあなた自身の目的を伝えるということです。
個人の目的を明確にし、意識させたところで
会社の指針が理解出来ていなければ
・この会社にいる意味が分からず、他の会社に転職
・ベクトルの全く違う業務を行う
という危険性があります。
最も理想的な伝え方は、
・社員一人ひとりの仕事が、
会社の目的を達成するための
どのようなところに貢献しているのか
・社員個人の目標を達成するために
会社のどのような業務が
社員の成長の糧になっているか
が明確に分かる伝え方です。
そのためにはあなたが直接、社員に対して
現状と直近の目標、そして未来の目的を伝える機会を頻繁に取るようにしましょう。
コロナの影響でオンライン上でのコミュニケーションが活発になりました。オンラインのやりとりに対して、「未知なもので何か嫌だ」という抵抗感も和らいだはずです。
普段忙しくて、なかなか社員とコミュニケーションが取れないあなたでもオンラインを使えば、関わる時間が取りやすいのではないかと思います。少しのスキマ時間を利用してでもいいので積極的に自社の社員と関わる時間を増やしましょう。
③当事者意識を持たせる
あなたは
どうしても焼肉が食べたい!と思い焼肉屋さんに行った時の焼肉と
本当はお寿司の気分だったのに上司の意見に合わせて
仕方なく付き合った時の焼肉
どちらがより美味しく食べられますか?(笑)
言わずもがな、前者の「自分が」焼肉を食べたい!と思ったときでしょう。このように人は「自分で考えたこと」であればあるほどポジティブに取り組むことが出来ます。
会社でも当事者意識を持たせるような取り組みをしてみましょう。
例えば、社員皆でルールや戦略を話し合って決めたり、個人の裁量権を少し増やしてみたり、トップダウン方式を緩めてみてください。
もちろん上から指示を出して、スピード感を大切にすることも必要ですが
行き過ぎると社員は当事者意識を持つどころか、自社への愛着も薄れてしまいます。
反対に、現場に任せたことが上手くいけば、当事者意識を持つだけでなく「自分でやった」ことが「他人に評価された」という経験が、仕事に対してのモチベーションを上げます。
さらに、
そのように決定権、選択肢を与えてくれるあなたへの評価も良いものになるでしょう。
社員が5月病になるどころか
モチベーションが上がり
コロナの打撃も跳ね返すほどの働きをしてほしい
そんな風に思うなら
・仕事の目的を再確認させる
・会社自体、あなた自身の目的を伝える
・当事者意識を持たせる
この3つを試してみてください!