水民マガジン　さらに『けのび』を考える

けのびが　水泳の基本姿勢だと考えると　けのび姿勢は　種目によって違うはずだ
クロール・背泳ぎは　片腕を前に伸ばし　胴体を少し傾けた状態
つまり　左右の２種類
平泳ぎは　手を肩の幅に広げ　重心を胸の方に預け　頭が水中に沈む姿勢
バタフライは　平泳ぎと同じ（胸がより深く沈み　腰ができるだけ高い位置が望ましい）姿勢
両手を体側に置き　背筋をしっかりと伸ばして　水面をボディー・サーフィンのように滑る姿勢
以上のふたつの姿勢（第1キック・第2キックとリンク）を　バタフライのけのびとしたい

一般によく解説される　ストリーム・ラインの姿勢をつくっての　けのびは　水中動作のである
水面で使っても良いかも知れないが　4種目　との泳ぎにおいても　水面でストリーム・ラインをつくる局面はない
飛び込みのあと　ターンの直後の　浮き上がりまでの水中動作として　必須なだけだ
ストリーム・ラインを過大評価しすぎなのではないだろうか?

けのびをする際に　ふたつの事を注意すべきと思う
ひとつは　可動域の拡大
もうひとつは　重心の位置