ダメ男は生きているだけで、人を酔わす。
「特集!ダメ男の見抜き方」
「あなたは大丈夫?ダメ男の特徴15選」
ネットにはこのようなまとめサイトが掃いて捨てるほどある。
この手の話の着地点はこうだろう。
ダメ男は、ダメ。
そんな事は今時、ボクの8歳の甥っ子だって知っている。男女問わず、社会の一般常識だ。
本当にそうだろうか?
ボク達は男は生まれてからずっと、ダメ男にはなるな。女の子に好かれたいなら、清潔感・誠実さ・親切さが大切なんだと。
ある種「エスカレーターは左側で止まれ。」という常識と同じくらい刷り込まれて生きてきたと思う。#関東人だけ?
実際、それは正しいと思うし、この事に疑問を抱くことすらなかった。
しかし、最近思うところがある。
「ダメ男の需要って最近高まってきているんじゃないか?」
SNS大航海時代。モテる男は、フォロワー数といいね数が高い。そして、モテたい男はこの正解式に右へならう。
結果的に今の男は「あまり間違えない。」
ヘルシーな、無農薬野菜男子の完成である。
「男は頭と目で生きている、女性は心と身体で生きている。」
ボクの好きな小説の一節だ。男は頭で間違わないように考えて、目でよりベターな正解を見つける。
ボクも男だから、この「頭と目」の言い回しは凄く納得できる。
ここからは、noteに記事を投稿すると言う大義名分を使ってボクの個人的な悩みを書いていこうと思う。
女性の頭の中、宇宙すぎる。
ボクは料理が出来る。結構上手いと思う。
けど、女性に料理を振る舞って感じた事がある。
「誰一人心の底から喜んでいる人がいない。」
ボクの自己肯定感の低さが見せる幻なのかと最初の数回は思っていたが、多分ちがう。
「美味しいいぃぃ(ハート付き上目遣い)」とは言っているが、心の中は「オイシー(棒)」とSiriみたいに棒読みの心が伝わってくる。
なんでだよ。
逆に、本当に疲れてしまった時、ソファで女性に膝枕をしてもらいながら弱音や、目も当てられないような夢を吐いたら、異常なほどに愛してくれる。
だから、なんでだよ。
理屈が通らないじゃないか。
最近ボクの中である仮説がたった。
SNSでは無農薬野菜のような男で溢れている。それを食べ飽きた女性達は、アルコール度数高めのダメ男で酔っ払いたいんじゃないか?
「野菜が好きです。」とオンラインで言っていても、オフラインでは、みんなどこかで刺激やスリルを探している。
2ちゃんねるのひろゆきも言っていた「嘘を嘘と見抜けない人にインターネットを使うのは難しい。」と。
頭と目で生きる男には苦しい時代がきている。
もう少し、度数高めの男になるのも悪くないのかもしれない。
今、マクドナルドでこの記事を書いているが、「いままでの自分を食べて無くす。」という決意を込めて、サイドサラダを食べてみた。
美味しいから、また食べたい。しかもボクは酒があんま飲めない。
はぁ。ダメだなぁ。