龍にまつわる自作の変遷
龍というテーマに興味を持ち、向き合うきっかけをもらったリクエスト作品をご紹介。その制作にまつわる記事。
先日、この龍の持ち主のコレクターの方が、この作品も含むコレクション展を成功させた事を知りました。
私の作品が多くの作品と触れるきっかけの一つを担っていたならとても嬉しい事です。制作の励みになりました。
その後、再度描きたい気持ちが起こった為、自分なりに対作品を制作しました。
この作品では龍の持つ様々な混成物という特徴に着目し、自ら収集した骨や角、翼などを自由に組み合わせて描きました。白龍はどんなものより最速で空を駆け、黒龍は闇を飲み込み、夜に鎮座します。
以下、小作品でその後の変遷を。
こちらの二点を制作するにあたって、自分の周辺の環境とその伝説を元に、自分なりに作品へと展開した初期作です。見沼の龍全般についてはこちら。
こちらは見沼の地図の東縁と西縁それぞれを、龍として描いた作品です。
この一連の作品の組み合わせは、主に和磁石と地図、そして龍です。環境的な要因から江戸時代の方位磁針が必須だと考え、和磁石というテーマが加わりました。
双龍を一つの画面に組み合わせた作品です。
こちらは小さなイメージサイズに、大きなマージンをとった作品です。直感的に双龍を再び一つの龍へと混ぜ合わせ表現しました。
イタリアの工房の額です。
一つのきっかけから自分にとっての様々な龍を描くことができました。描き、考え、また描く。いいペースで下半期を過ごすことが出来たと思います。新年は個展会場でお待ちしております。
掲載作品は、全て個人蔵となりました。ありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?