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かんのんののかみ
AIR中、高月町へ。同じ長浜市内ですが、観光地っぽい元浜町と雰囲気は結構異なります。綺麗で隅まで気がきいていて、手をかけられている事は町の随所に感じられつつも、どこかほっとかれている感じがあります。それがまたいい。
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GW明けとはいえ、がらんとしていました。係りの方以外自分の他、誰もいません。教科書でも見たことのある観音像、渡岸寺観音堂の十一面観世音菩薩像、国の重要文化財である大日如来像、そして阿弥陀如来像が安置されています。1人で独占鑑賞。部屋の中でドローイングもさせてもらいました。
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昨日、甲良の大杉を描いた時の和紙に細い万年筆で。
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ここに来る前から楽しみにしていた柏原のケヤキ。湖北には「野神(のがみ)」として崇められているケヤキの古木、大木が多く見られる。だそうです。真っ白な紙垂。一見して町の人から大事にされているのが分かりました。
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もう少し外で他の野神さんも描こうと思っていましたが、この日は強風と思ったより気温が低くなり、室内で描きたくなったので、他の観音堂探しに予定変更。
日吉神社の鳥居をくぐるとすぐにあるのが赤後寺。神仏習合か。湧出山(ゆるぎやま)の中腹に建ち、山や自然そのものへの信仰を強く感じさせるしつらえです。
立て札のケータイ番号に電話し、少し待つとご開帳してくれました。宿の方に聞いた話だとこの高月町では、そういうご開帳の仕方が多いそうです。普段は見せていないけれど、連絡があれば住職や近くの住民が開けに行く。なんとも地域密着型の観音様たちです。そういう風に扱われている観音像は、素直に描くことが出来ました。信仰心の薄い自分でさえ、1人で像と向き合うことの体験の深さは他で代え難いものでした。
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厨子の中の美しい観音様二体を描かせて頂けるという暁光。高月までほんと来て良かった。
↑高月町のダイジェスト動画