ワークショップ「飯豊の森の、木目をうつす」
レジデンス滞在中にワークショップを行いました。
内容は、
「山形の製材所の木材を、山形の手漉き和紙に、インクとバレンでうつす。」
というシンプルなもの。
木版画というにはあまりに単純。絵を考える必要はなく、自然の生み出す線そのものに沿うように作る。
はじめにちょっとしたコツだけ伝授。
案外、参加した子らは、こちらが一度やったことをよく覚えていて、すぐに同じ動作をしようとします。これは大人とは異なり、目的に沿う手順を逆算した段取りの要領というより、身振りをそのまま真似するのが上手いのだなと感じます。だとすると、教える側は手順や動きもきちんとしなければいけないということ。逆にこちらが試されます。
シンプル過ぎて渋すぎるワークショップかもしれないという心配は、蓋を開けてみれば杞憂で各々工夫して木目を和紙にうつしていました。信じて投げかけてみるのもいいですね。
年賀状を擦りたいから木材を持ち帰ってもいいか。単に気に入ったから持ち帰っていいか。など木材自体にも興味が派生し、満足してもらえたようです。
自分自身も制作のヒントをもらえました。
全ての参加者の方には撮影、SNS使用の許可を事前に頂いています。
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