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La reine de la nuit

月下美人というサボテンの仲間。
咲いているのを見つけた。うちには鉢が4つもあるけど、管理が良くないのか、一人になってからは咲いているところを見たことが無かった。

おそらく鉢を増やした人が、開花困難な状況で開いた花を見つけ、鉛筆画にするほど感動したのでしょう。自分にはその記憶があった。

その花の鉢だと思い、処分せずに気にはしていた。よれよれになっているのは何とか仕立てたり枯れた部分を取り除いたり、普通の水やりでラフな管理をしていた。

それなのに今年、ある日突然花芽らしきものを発見して、一回目はすでにしぼんでいた弱弱しい蕾だった。

気持ち管理を強化?というか意識して、ネットで良い環境について調べたり、付焼刃的ではあるが気にしているようになっていた。すると

今度は咲きそう

開花の2,3日前に、こんな状態の蕾を見つけた。ネット情報だとたくさんバンバン咲かせている画像があふれていたけど、個人的にはとても貴重な一輪と思っていた。そしてつぼんでいるのを発見してから3日目

確実なものに

開いてきたのを発見。名前の通り日が暮れてから2,30分くらいでこんな状態に。一夜限りという情報から、この後外出があったけどギリギリまで待ってみた。そして

咲いてくれました

完全に開いたかなという状態になるまで、蕾から約6,70分。開花の確認に間に合いました。香りもいいんだと感動しました。

先人が絵を描きたくなるほどの美しさ素晴らしさを共感できたような気がする。複雑な思いで開花を楽しめました。

光沢があってそれも女王たる

その割には撮影準備ができていなくて、スマホカメラで加工なしでそのまま撮影し何とか残したという感じ。拝見させていただいているこだわりカメラマンだったら、もっときれいに残せたのでは。

記憶にはしっかり残ってまた次咲かせたときはなどの言い訳を胸に。

開花後はまるで舞台のフィナーレ挨拶

開花確認、外出、帰宅、そして開花後の確認。しぼんでも表面の光沢が残り、女王たるゆえんかと。この後うまくいけば細身のドラゴンフルーツのような果実になるみたいですね。なればラッキーですが。

タイトルのフランス語で画像検索すると、お芝居の画像がたくさん出ました。fleurを追加すると、こちらの花のみなさんが上手に管理し咲かせた画像が登場しました。

花の美しさ、素敵な香り、それが一夜限り。夜に咲くビューティーの名にふさわしいとなるほど納得。感動した。

また逢う日まで

本来洋ラン派であった自分ですが、どうもこの住居では多肉系が元気みたいで、次はクリスマスカクタスが開花を構えていそうです。

どちらも大切に、温暖化をうまく利用して、人も植物も元気に、というところでしょうか。

寒い冬も欲しいという欲張りな日本人でありますが、引き続きよろしくお願いいたします。

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