L'image 思い出した昭和の歌
アントワープ、ネロが天使に運ばれていった聖堂のステンドグラス。
18年前の画像ですが、こういうのは変わっていないと思うので。
フランダースの犬は、アニメのようなセントバーナード系ではなく、黒くて縮れ毛の犬だったみたいですよ。
画像とあまり関係ないかもしれませんが、昭和歌謡を回想してみます。
今どきの夜間遊戯、団体舞踊などの音楽について行けず行かず、昭和の精神年齢とともに置いてきぼりにされたおじさんは、フュージョンや昭和の歌謡で時が止まったまま。困ったもんだ。
ロンリー・カナリア(1985 昭和60年)
中島みゆきを歌う柏原芳恵。春なのに、カム・フラージュ、最愛なども素敵だが、この歌が一番彼女に似合い、さも彼女の実話にも思えるような歌詞で、個人的に作品の中で最も好きなメロディー。
80年代アイドルデビュー歌手が、三連バラードを歌いこなす歌手へ。
80年代アイドル出の三連バラードには、Sweet Memories という女王曲がある。言わずと知れた松田聖子の歌唱。
カップリングで、A面はガラスの林檎(これもいい曲なのよ)。B面から大ヒットとなった。アニメのペンギンに歌わせた飲料のCMから話題となった経緯。
この2曲、ヒットを匙加減にするのではなく、曲自体は同等の良さを感じているが、イメージはかなり対照的。
高音が胸中をキュッと絞られる歌唱のSweet Memories に対し、低温で胸中をフワッと撫でられるような歌唱のロンリー・カナリア。
Sweet Memories の作曲は大村雅朗さん。数々の最高な編曲を手掛け、名編曲を沢山遺している。この曲では作曲もしていた。
かたやロンリー・カナリアは中島みゆきさん作詞作曲。みゆきさんの詞力は最高峰。せつないバラードのメロディーに乗せて羽ばたく。
共通点、松田聖子さんと柏原芳恵さんは同じ1980年歌手デビュー。血液型は御二方ともA(この情報必要?)
1980年歌手デビューは、トシちゃん、河合奈保子さん、岩崎良美さん、じゅんこ先生、松村和子さん(帰って来いよ〜♪)他にもスター多産の年。スタアの甲斐智枝美さんも。
出身は聖子さんは福岡、芳恵さんは大阪。邪馬台国の近くに歌姫、あはん。
当時学生の自身の周囲、可愛らしい聖子さん側には超ファンとアンチが混在、色香に美女の芳恵さん側は何となく好きという人が占め、アンチはあまり聞かなかった。
ロンリー・カナリアに話を戻すと、コーラスアレンジも素晴らしく、転調を繰り返す曲の悪戯的と、歌詞は心の悪戯しようとして実は悪戯されたのは自分という内容で、それをふわりと歌い上げ、もう彼女の完成に近い上達を感じていた次第。
電話なんてあきらめてよ 手をほどかないで
にがい蜜 かじってみた小鳥みたい ふるえてる ロンリー・カナリー
あることないこと偉そうに語ってしまいましたが、ふと思い出し、みゆきさんバージョンも含め、聴き返してみたくなりました。
A面B面なんてレコードじゃないか。けど最近、意外と外国人の方は日本のLPレコードを求めているみたいですよ。
達郎さんとか大貫妙子さんとか、先輩方が好んだ音楽が、彼ら彼女たちには心地よいのでしょうか。
自分は音楽性は勿論、可愛らしい人物像も多少必要で、欲張りでしたから。好みはそれぞれ、多様化の現代を実感しているような避けているような。
ちなみに、聖子さんの Canary というアルバム曲も良いですよ。
歌い続けている青い小鳥のように
命のある限り あなたを忘れないわ
一人で生きる自信と 翼をくれたあなたを
松本隆さんだから、こちらも。そりゃもう、極みでしょう。
下手なりに回想の感想を述べてみました。まだ思い出した昭和曲があるので、また懲りずに書いてみましょうね。
ちょっぴり眠い 夜明け前です