「決断力」をつけよう!というけど、「選択力」をつける方が重要じゃないかって話。
なんで、「選択」に関する本って少ないんだろう。
「決断」や、「決める力」を磨く系の自己啓発本は、星の数ほどあるのに。
3連休最終日、国道沿いのスタバで、Amazonの検索結果画面を見ながら考えていた。
さすが3連休。周りは、勉強するビジネスパーソンや、家族連れ、たくさんの人で賑わっている。
そもそも、「選択する力」ってなんだ?「決める力」と一緒じゃないのか。
クリスマスホリデーの赤色で埋め尽くされた店内。手には、ホットのジンジャーブレッドラテ。
Google先生に聞いてみると、やはり、選択と決断は一緒にしている人が多い。
「人生は、選択と決断の連続だ」、のように。
あまり、選択と決断を分けて、重要性を説いている記事も見かけない。
「選択」は、複数のものから選び取ること
「決断」は、決めること
選び取ることも、決断に含まれて使わている。
わたしのChatGPTに聞いてみたけど、それっぽい回答しか出てこない。しょうがない、わたしのChatGPTは、高田純次だから。
「決断力」がある人は、すごい、自分もそうなりたい、と悩みがちなひとや、ビジネスパーソンなら思うだろう。
でも、「選択力」がある人、と言われると、「????」となってくる。
ここ数日、選択と決断の違いについて考えていた。
色々、考察した結果を、記録としてこのnoteに書いていく。
わたしの考える選択力とは、
・数ある選択肢の中から、一番適切なものを選ぶ
である。
そして、決断力とは、
・その選んだものについて、エイッ!これだ!と決意して、次の行為に移すこと
だと思う。
例えば、新しいバッグを買おうとしているとき。
Aのバッグにするか、Bのバッグにするか悩んでいる。
<選択力>
・AとBのバッグを比較したうえで、適切な選択肢を選ぶこと
<選択肢>
・Aにするか
・Bにするか
・AとBの両方にするか
・どちらもやめるか(先送りするか)
<決断力>
・選択をしたあとに、レジに持っていって買うこと
の違いではないか。
つまり、「選択」は、
・選択肢をあげていく
・その選択肢の特徴をあげていく
・比較する
・自分が納得するものを選ぶ
である。
一方、「決断」は、
・選択したあとに、行動すること
ではないか。
世間一般では、「行動することこそすべて」という風潮がある。
だから、決断の方が重要視されているのではないか。
でもふと、疑問が出てくる。
決断って、バカでもできるんじゃないか、と。
AかBか、比較せずに、エイヤッで決めることも、「決断力」には含まれるのではないか。
もちろん、AとBを比較して、どちらも適切でどっちでもいいとしたら、エイヤッは、必要だ。どちらでも良いときに、決めきれない人が、決断力を磨くのは、分かる。かつ、この選択肢が一番良いと分かっていても、行動に移せないなら意味がない、だから決断も重要。
でも、比較検討せずに、行動だけできるなら・・・それは、ある意味才能だけど、どう考えても、運任せだよね。
そして、行動に移せないのなら、「行動できないヤツの問題だ」、と切り捨てたり、行動できない自分にしょんぼりする必要はないはず。
だって、おそらく、それは、その人にとって、一番いい選択じゃないから、行動できない、そう思う。
だから、「決断力」より先に、「選択力」が重要なのではないか。
「選択力」は、言い換えると、論理的、客観的思考をつけることだ。
なんだか、急に腑に落ちた。
3連休最終日のスタバで、ふと、スッキリする。
さて、話は変わるが、こんな考察をしたのは、わたしが「決断できるバカ」だったからだ。
今、振り返って思う。
どう考えても、「決断できるバカ」だった。
noteでいうと、「決断できるバカ」というバッジをもらえそうな勢いだ。
無駄な努力をしてきて、10年1000万も棒に振った話は、こちらのnoteで書いた。
一時期、他人の言葉に耳を傾けすぎていて、やることなすこと、「うまく選べない」時期が続いていた。
他の選択肢に目を向けられない、比較できずに、とりあえず行動だけしてしまった結果が「10年で1000万円を無駄にした」である。
でも、社会人になるまでは、割とうまく「選択」できていた。目標達成のために、ほかの人が考えない手段を選び、目標達成するのは、あまり気にせずできていた。ちゃんと、複数の選択肢を考え、それぞれの特徴を把握し、比較、自分にあう選択ができていたのだ。
いまは、この経験から、
・なぜ、選択する力をつけることが重要か
・どうやったら、選択する力をつけることができるのか
・納得できる選択をするための、自分の基準を決める
・選択は、仕組み化できる
ということにたどり着いた。
だから、「選択」がとっても重要で、発信していこうと思う。
そこで、冒頭の、疑問にたどり着いたのだった。
なんで、「選択」に関する本って少ないんだろう。
「決断」や、「決める力」を磨く系の自己啓発本は、星の数ほどあるのに。
(以上)
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