無駄な努力にさようなら。『努力迷宮』から抜け出すヒント
前回、「無駄な努力」について書きました。
次回書くとしていた、「『無駄な努力』を引き起こす、3大原因のうち、自分が陥りがちなポイントを見極めていく方法」について、書いていきます。
さて、これを読んでいるあなたにも、過去に「やらなくても良かったかも?」という努力経験は1つや2つはあるのではないでしょうか。
上記のnoteでも書きましたが、「やらなくて良かった努力」について考えるときは、「再度、時間とお金をかけて、その経験をするか?」と自分に問いかけてみましょう。
もし、すぐに、「YES」と答えられないことがあるとしたら、それは「無駄な努力」である可能性が高い。
なにかありましたか?
後で使いますので、頭に思い浮かべてくださいね。
今日は、例として、私の「英語が話せるようになりたい」を使っていきます。
私の『無駄な努力』だった、英会話
子どもの頃から、ぼんやりと海外に憧れを抱き、「いつか、英語をはなせるようになる!」と考えていました。
というのも、中学・高校時代には、英語は得意教科で、中学校では、英語のスピーチコンテストに出場しました。高校でも、他の科目に比べたら、英語の点数は良い方だったと思います。
ですので、苦手意識はないものの、「英会話」という点ではイマイチ。
大学に入ってから、大手英会話のNOVAに通ったりしていました(残念なことに、当時、いちど倒産して痛い目に合ったのは別の話ですが。)
このように、「英会話」については、大学時代から社会人になるまで、約10年以上も試行錯誤してきたのです。
その一覧を書いていきます。
・大手英会話NOVA
・大手英会話AEON
・小規模英会話〇〇〇 ← 名前すら忘れてしまった
・スパルタ英会話NCC総合英語学院(怖かった。。。)
・スピードラーニング(一時期流行りましたよね。)
・ラジオ英会話 ← 毎年4月にやる気になり、テキスト購入。1ヶ月で挫折
・夏休みの3週間ホームステイ(ニュージーランド)
・英会話アプリDuolingo などなど
そのほか、定期的に英会話教室を検索したり、英会話が身につく本や、テキストを何度も購入(英会話、TOEICいろいろ)・・・・。
色々やってきましたよね。
その成果はというと、仕事で使う、「翻訳」や「議事録作成」などはある程度できるようになりましたが、自分が理想とする、「英語を話せる」には、程遠い状態でした。
成果が十分に得られていない、努力。
そして、お気づきの方も多いと思いますが、時間・お金・労力の3つがべらぼうにかかっていますよね。
なんと、200万円は無駄にしています。
時間でみると、大学時代から10年以上、無駄にしてきました。
教室に通う時間だけでなく、そこに行くまでの交通費や時間を考えると、より、悲しいですよね。
この経験は、「再度、時間とお金をかけて、その経験をするか?」と問われたら、当然、
「否。」ですので、例として考えていきます。
さあ、『努力迷宮』から抜け出そう
さて、「無駄な努力」の一例を思い浮かべたところで、ここからは、「自分が陥りがちなポイント」を知るステップに入ります。
「自分が陥りがちなポイント」を知らないと、私のように、何度も無駄な努力をしてしまう、『努力迷宮』に迷い込んでしまいます。
今後、繰り返して、時間・お金・労力を無駄にしないためにも、今すぐ抜け出したくはありませんか?
ぜひ、今日のこのnoteで、『努力迷宮』から抜け出しましょう!
1.まず、まっ白の紙を用意する
線が入っていない、真っ白の紙を用意します。思いついたことをすべて書くので、A4以上のサイズが良いですね。
そこに、思いつくまま、ぐちゃぐちゃと書いていきます。
きれいに書かないでください。
誰かに見せるものでもありません。
むしろ、誰にも見せないでください。
あなただけ、のものです。
2.過去の「無駄だった努力」を深堀りする
さて、ここからは実際に、深堀りしていくステップに入ります。
ここで、思い出してください。
「無駄な努力」を引き起こす3大原因は、こちらでした。
「無駄な努力」を繰り返してしまう人は、この3つのうち、いずれか、もしくは複数に、陥っています。
自分が陥りやすいポイントを知る方法とは、とにかく、「自分に問いかける」です。
「あれ?めっちゃ簡単じゃない?」
「それだけ?」
「なーんだ、期待して損した。」
そんな声が聞こえてきそうです。
そう!簡単なんです!
でも、実際にやったことはありますか???
このnoteにたどり着いたのも、何かの縁。
具体的な方法を書いていきますので、ぜひやってみてください。
では、どう問いかけるかというと、
・「なーんで?」
・「ほんとう?」
・「具体的には?」
・「どのレベル?」
・「他には?」
・「方向性はOK?」
などです。
「など」としたのは、自分に質問していくので、腑に落ちるポイントまで、いろいろな角度から質問を投げかけることが必要だからです。
ですので、上で示した問いかけは、あくまで一例。
状況に応じて、自分だけの問いかけをしてみてください。
ちなみに、この「問いかけ」は、自分に圧を与えないようにしましょう。
例えば、「怖い上司」に、「問われる自分」を想像してみてください。
なんだか、萎縮しますよね。
自由に、筆がスラスラと進みますか?
進みにくいのではないでしょうか。
あくまで、フラットに、自分の心に正直に問いかけたいのです。
ですので、対等な自分自身か、架空のキャラクターを降臨させるのもいいでしょう。
個人的には、「コロ助」がおすすめです。
キテレツ大百科の。
あのコロ助のテンションで、
「なんでナリか〜?」
「そうナリね〜。」
「本当ナリか?」
という感じで問いかけてみてください。
萎縮せずに、分析できる気がしませんか?
3.実際にやってみよう
と言っても、イメージが湧きませんよね。
私の「無駄な努力」である、「英語を話せるようになりたい」について、例で書いてみます。
すると、こんな図になりました。
ざっと見るだけでOKです。
こんな感じで、ぐっちゃぐちゃに書いてみましょう。
きれいに整理したものは、こちら。
なんとなく、イメージは湧きましたか?
具体的に説明していきます。
青字は、「自分への問いかけ」を示しています。
問いかけをする際は、「無駄な努力」を引き起こす、3大原因を思い出してくださいね。
目的、目標、方向性がわかるように、自分に問いかけて行きましょう。
作業していると、
①自分が腑に落ちたポイント
②問いかけに答えられなくなったポイント
が出てきます。この2点は、赤字で「STOP」と書いています。
その名のとおり、それ以上書く必要はありません。
そのほか、自分の気になるポイントやつぶやきは、緑色の吹き出しで書きました。
このように、どんどん、問いかけ、気づいたことを自由に、ぐちゃぐちゃに書いていきます。
すると、ふと、「目的」や「目標」が見えてくるポイントがあります。
そこまで来たら、もうすでに『努力迷宮』から抜け出せています。
「無駄な努力」を引き起こす、3大原因のどれに当てはまるかわかる瞬間があります。
どれか、もしくは、複数に。
「目的」と「目標」の違いが分からなくなることがあります。そんな時は、以前のnoteで説明していますので、参考にしてください。
問いかけは、「朝」やろう
この問いかけですが、やる時間帯は、元気なときや、朝がオススメです。
夜は、ネガティブになりがち。
自分の「無駄な努力」と向き合うには、パワーが必要。
ですので、心が元気な時にやりましょう。
また、「無駄な努力」と繰り返し書いていますが、努力していた自分を否定する必要はありません。
今回の問いかけは、「未来への種まき」であり、「原因究明」の作業です。落ち込むことや反省することが目的ではありません。
だって、もう終わったことですしね。
また、「あの努力は必要だった」と、ついつい自分を正当化する心も、ムクムクと湧き出てくることがあります。
そんな自分も、かわいい♡と愛でつつ、客観的な視点で、分析していきましょう。
まとめ
・「無駄な努力」を引き起こす3大原因のうち、どれに陥りやすいか見極める方法を書きました
・とにかく、「過去の無駄だった努力」について、「自分への問いかけ」をする作業を解説しました
ぜひ、「無駄な努力」を繰り返す『努力迷宮』から抜け出して、本当にやりたいことに注力しましょう!
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