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もう悩まない!「サクッと選ぶ」ための4つのコツ

これまで、日々の選択がうまくできない人が、人生の大きな選択をうまくできるはずがない、ということで、「選ぶ力」を磨くワケについて書きました。

その上で、日々の『ささやかチョイス』を積み重ね、『選択力』を磨く方法をお伝えしました。

今日のnoteでは、『ささやかチョイス』をより簡単かつ早くできるようになるための、具体的な方法についてお伝えします。


「サクッと、選択」がもたらすもの

日々の「何食べる〜?」、「何を着る〜?」、「どれを買う〜?」などを、『ささやかチョイス』と読んでいます。

この『ささやかチョイス』、できたらあまり悩むことなく、サクッと決めたいですよね。

悩む時間はもったいない!いわば、「無駄な時間」です。

例えば、スタバで、ドリンクを注文するとき。

「やっぱ、ラテかな〜。ソイにしてもいいかも〜。あ、でも期間限定のフラペチーノも良いなー。けど、あったかいの飲みたいなー。でも、期間限定は今だけだしな。甘すぎたら嫌だなー。あ、とりあえず席とって考えよっと。」

・・・・なんて、5分かかっているとしたら。

スタバに行くのは、月に何回ですか?

仮に2回として、月に10分悩んでいることに。

「たかが5分、せっかくのスタバなんだから、ゆっくり選ばせてよ。」

そんな声も聞こえてきそうです。

1年なら、120分。

スタバのメニューに、年間、2時間も悩んでいることになるんです。

スタバのドリンクで悩む方は、きっと他のレストランでも、お買い物でも、悩んでいるはず。

一回でみると、たった5分ですが、積み重ねていくと、なんと悩む時間の多いことか。人生の何割かは悩んでいる時間かもしれません。

『ささやかチョイス』を積み重ね、「選択する力」もパワーアップできる。

その上、無駄な時間まで減っていく。

すると、今まで悩んでいた時間が、やりたいことに注力できる時間に変化する

「サクッと選択」できれば、あなたの自由時間も増えていくのです。

スティーブ・ジョブスの服選び

見出しを見て、ピンと来た方も多いはず。

iPhoneなどのアップル創始者、スティーブ・ジョブスは、黒のタートルネック、ジーンズ、スニーカーという服装で毎日統一していたそうです。

ジョブズはISSEY MIYAKEの黒タートルネック、LEVIS 501のジーンズ、NEW BALANCE N992のスニーカーを日常の服装として選んでいました。

毎日同じ服を選ぶことで「今日何を着るか」という選択に時間をかけることを避けていました。これにより、他の重要な決定に集中することができます。

意思決定の疲労は、日常の小さな選択が多くなることで、大きな決定を下す能力が低下する現象です。

意思決定の疲労

意思決定の疲労とは、一日に多くの決断を迫られることで、人が経験する精神的な消耗を指します。

https://keysession.jp/media/steve-jobs-clothing-strategy/

この話を、以前聞いたとき、正直、「ここまでしなくても・・・・。服を選ぶくらいの選択すら、消耗?人生にはそれくらいの余白も必要だよ、ジョブスよ、、、」と思っていました。

でも、今は、なんだかこの話、とても腑に落ちます

どこで、なにを買って、自分に合うか、似合うか、他の持っている服と合わせられるか、髪色と合うか・・・・

正直、こうやって振り返ってみると、「服」に人生の何割の時間をかけているのだろうと思います。

と言っても、日本には季節もあるし、たまには違う服を来ている自分も良い。

ジョブスの考えは、一部取り入れながら、服を選ぶ際は、百貨店の無料サービス、パーソナルスタイリングサービスなどを活用しています。

さて、話が若干飛んでいきました。話を戻します。

「サクッと選択」は、無駄な時間を減らす、と書きましたが、ジョブス的に言えば、「選択にかかる労力も減らせる」というメリットもあるのです。

選択するための「柱」を決める

と言っても、サクッと選択できたら、このnoteは不要なはず。

サクッと選択するには、事前準備がめちゃくちゃ大事です。

事前準備とは、「選択するための「柱」を決めておく」です。

選択に迷ったときの決める基準を、前もって準備しておくということです。

大きな選択にも、活用できますが、今日は、『ささやかチョイス』に主軸をおいて、説明していきますね。

なんで、選択の基準を「柱」というのか

選択の基準となる「柱」ですが、なぜ「柱」という言葉を使うのか。

なぜなら、建物を支えるのに重要なのは、「柱」。


柱って、コレね。

でも、この柱は、1本だけでは、グラグラして安定しない。

でも、ありすぎたら邪魔になる。

「選択」は、「あなたの人生をデザインするもの」。

つまり、「あなたの人生」を支えるのは、選択の「柱」です。

さて、あなたの「柱」はどんなものがいいだろう。

何本がいいだろう。

考えてみてください。

と言われても、「うまく、選べないんだから、「柱を考えろ」、言われてもねぇ。」

ですよね。

まずは、わたしのオススメする柱を使ってみてください。

そして、使っていくと、だんたん、分かってきます。

自分に合った「柱」が

見つけていくのも楽しいですよ。

まずは、オススメ!4つの柱たち

ひとつめの柱

「ちくしょう!迷って買ったけど、あっちの安い方が良かったかもしれない!」

こんな経験、ありませんか?

迷って、「値段が高いなら、安い方より良いはず」と思って、高い方を買う。もちろん、それで満足できればいいのですが、そうでないときに、後悔しますよね。

その後悔する時間も、気持ちも無駄。

だったら、「迷ったら安いほう」でどうでしょうか。

「安かったから、仕方ないか〜。」
「安かったのに、めちゃ満足〜。高い方買わなくて良かった。」

となる気がしませんか?

ふたつめの柱

「いつもは白だけど、なんだかこの赤もいいな〜。でも、使いやすいのは白だし・・・。」
「いつもは、ラテだけど、期間限定のマロンクリームラテもいいな〜。どうしようかな・・・。」

そんなときは、ワクワクするほうにしてみませんか?

ちょっとだけ、自分の心を大切にできた気がして、いい気分になれますよ。

言い換えれば、「いつも、選ばない方を選んでみる」。

後日、「ちくしょう!やっぱり別の方だった!」ということが多かったら、「迷ったら、無難な方」の柱の方が、合っているのかもしれません。

こうやって、どんどん自分に合う「柱」を見つけていくことにつながっていきす。

みっつめの柱

つい、私たち日本人は、「無理してでもやる。」ということが、美徳という雰囲気が漂っている世界に生きています。

でも、いったん手放してみる。

「うーん。乗り気しない飲み会、無理したら行けるけど、どうしようかな。」

こんなときは、やめてみる

「断って、付き合い悪いと思われないかな。やっぱ行こうかな。」

無理していっても、楽しくないですよ。

それなら、「無理しなくて良かった」と思っていたほうが、気持ちが良いと思いませんか?

さいごの柱


結局、これがいちばん。「迷ったら、やめる」です。

買い物や、何かをしようとするとき、ちょっとでもすぐに選択できないのだとしたら。ちょっとでも、迷っているのなら。

もう、それは、やめましょう。

そのまま、「せっかく来たんだし・・・。」、「店員さんも良くしてくれたし・・・。」なんて、思いが頭をかすめても、それは自分の心を無視している証拠。

そのまま進んでも、「やっぱりあのとき・・・。」となりかねません。

「迷ったら、やめる。」

最後に紹介しましたが、これが一番大事な柱です。

「柱」がありすぎると、困る

ここまで、オススメの柱を紹介しました。

でも、ふと疑問が湧き出てきます。

安いのと、ワクワクするのと、無理のないの・・・・どれも全部当てはまらないときはどうするのか、と。

そうですよね。

これらは、「あなた」という建物を支える「柱」です。

ですので、1番の太い柱をどれにするか、優先順位をつけることが大事です。

わたしの場合、

ワクワクするか → 無理がないか → 安いか

の順番です。

逆に言えば、ワクワクしなければ、安くても買わない。やらない。です。

自分の太い柱はどれが良いか、サブの柱はどれか、試行錯誤してみてください。

さあ実践、柱稽古編!!!

ここまで、選択する際の基準となる、「柱」についてお伝えしました。

毎日、何気なく行っている、『ささやかチョイス』に、さっそく使ってみてくださいね。

でも、この『ささやかチョイス』って、本当にささやかすぎて、「選んでいる意識すらない」ときがあります。

今日から、「自分で選んでいるのだ」、ということを意識してみましょう。

そう、言わば、「実践、柱稽古!!!!!」

・・・鬼滅でした。

ぜひ、そんな意識で、『ささやかチョイス』をしてみてくださいね。

稽古を続けていれば、炭治郎のように、自然と力がついてきます。

気づいたら、「サクッと選択」ができている自分になっているかもしれません。


今日は、『ささやかチョイス』を「サクッと、選択」できるようになるための「柱」についてお伝えしました。

ぜひ、やってみてください。


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