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子どもが夢中で食べるごはん ー味つけ・調味料編

食材選びと同様に大事なのが、調味料

離乳食の時は、
基本的に食材そのままでしたが、
離乳食中期頃から、本枯れ節の鰹節や青のりを調味料代わり
使うようになりました。


そして、現在幼児食で使っている調味料は、
主に
1・塩
2・醤油
3・味噌
4・てんさい糖・きび糖・蜂蜜
5・酢
6・オリーブオイル・米油(調理の際に。)
です。
時折、みりん・日本酒なども使いますが、
大体は1~4を使って調理しています。

あとは、本枯れ鰹節やチーズやしらす、梅干し、ぬか漬けなどを
調味料代わり
に。

これだけあれば充分です。
食材の持つ力や組み合わせで、色々な味を楽しめますし、
少ない種類で、ひとつひとつ質の良いものを使った方が、
子どもが夢中で食べるごはんへと繋がります。

マヨネーズやケチャップ、バターは、子どもが好きな味ですが、
油分や塩分を考えると、幼児食の間は、まだ食べさせなくてよいかなと
思っています。

「マヨネーズをかければなんでも食べてくれる。」
それも、野菜を食べさせる方法の一つですが、
マヨネーズの油分・塩分が美味しいのであって、
野菜自体が好きになるのとはまた違うと思うのです。

ただ、友人親子と外でランチをした際などに、
ポテトにケチャップが添えられてきたときは、
子どもは何かをつけて食べるという行為も大好きなので、
OKにしています。
外食は、チートデイ。出来るだけお店選びやメニュー選びも氣をつけますが、「楽しんで食べる」ことも大事だと思いますので、
子どもが食べたがったら、笑顔でどうぞと楽しんでもらいます。

さて、調味料選びですが、
一番大事なのは、その原材料です。
ラベル表示をしっかりみたいもの。

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有機のものが理想的ですが、
そうでなくとも、シンプルな原材料で伝統的な製法で
作られたものを選びたいです。
ラベル表示を見ずに、お値段だけで選ぶと、
うま味調味料やアルコールなどが添加されたものがあります。

お醤油は昔ながらの製法で作られた“本醸造方式”
原材料は「大豆・小麦・食塩」

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味噌は、主に米・麦・大豆とありますが、
これらの原材料プラス食塩

だし入りみそではなく、他の調味料が添加されていないものを
選びましょう。
米味噌・麦味噌・豆味噌など、地方によって色々種類がありますが、
それは、好みに応じて。
私は、一種類に決めずに、今回は甘味のある米味噌、
夏は、さっぱりした後味の麦味噌・・・など、色んな種類を試しています。

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お砂糖は、精製されている白砂糖や三温糖は使いません。
精製されていないてんさい糖、きび砂糖、蜂蜜(※蜂蜜は、乳児ボツリヌス症を発症することがあるので、1歳未満の子供には与えないように。)
メープルシロップ、ココナッツシュガー、黒糖などを使います。

中でも、てんさい糖は、おなかの中でビフィズス菌を増やすオリゴ糖が
含まれていますし、GI値が低く、お料理にも使いやすいのでオススメです。

お酢は、お醤油同様に伝統的な製法で作られたものを選びましょう。
‟静置発酵”‟長期熟成”されたもの。
原材料「米」だけのものです。

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果実酢や黒酢、バルサミコ酢などももちろん良いですが、
まずはベーシックとなるお酢を。
20代でフードマエストロの資格を取得したときに、
私の調味料に対する考え方をガラリと変えて下さった飯尾醸造の富士酢。
この一本があればお酢を使ったお料理が抜群に美味しくなります。
(このお酢に出逢うまでは、一人暮らしをはじめて賞味期限内にお酢を使い切ることが無かったのですが、富士酢を使い始めると消費が早くなりました!)

幼児食での登場回数は多くはないですが、みりん選びもここで。
スーパーで‟本みりん”がなく‟みりん風調味料”しかないところがあり、
驚いたことがあるのですが、もち米・米麹・アルコールを時間をかけて
糖化・熟成して作られるのが本当のみりんです。
みりん風調味料は、ブドウ糖や水あめなどの糖類、うま味調味料や香料で
短期間で作られています。
本みりんで煮物を作ると、煮くずれも防いでくれますし、
美味しさも格段にアップします。

みりんやお醤油、お味噌など伝統的な製法のものは、時間もかかるため、
その分お値段も少し高いですが、一度使い始めると、
特別なことをしなくてもお料理の腕が上がります。
蔵元さんも少なくなっていますが、子どもにそういった調味料で
味覚を育ててあげられたらいいなと願っています。

そして、良い調味料は使う量も少しで、良い味を出してくれますし、
良い調味料だからと言って、たくさん使ってしまうと、
味が濃くなってしまう=塩分や糖分が高くなってしまうので、要注意です。

身体と味覚のために、ごく薄味を心がけています。


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