食堂いとう
香川に移住する前に神奈川で最後に住んでいた場所は伊勢原市という場所です。
住んでいた家から徒歩10分くらいの所に「食堂いとう」というお店がありました。
カウンターが10席位でテーブルも2人掛けが２つくらいのお店です。
月に1回くらい妻と歩いてその食堂で夕飯を食べていました。
キスフライ、ミックスフライ、ハンバーグ、秋刀魚の塩焼き、ポテサラ、モツ煮、瓶ビール、味噌汁にご飯。
どれを取っても満点の美味しさです。
ちゃんと丁寧に仕込んで作っているのが分かります。毎回お兄さんがご飯をよそったのを見せてくれて、量を確認してくれます。この白米もいつも美味しかった。
飲みにきている方は殆ど常連さんで緑茶ハイ（缶）をよく飲んでいましたが、メニューには無かったような…。私はそこまで辿り着けず、瓶ビール２本でした。
そして、ぬか漬けです。いつも定食を注文すると大根のぬか漬けがついてくるのですが、これが衝撃的な美味しさで、妻は最後まで愛でながら、そのぬか漬けを2枚とっておいて、幸せそうにご飯と食べていました。
普通の漬物とは全く違い、カマンベールチーズのような味わいで、永遠に食べていたくなります。
店主のおばちゃんに香川に移住する事を伝えると
「私、人生の楽園っていうテレビ好きなんだけど、そのうち出るんじゃないの？笑」
と、愉快に笑っていました。
たぶん、人生の楽園には出ないけど、香川の地から「食堂いとう」を恋しく思っております。