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【研究/ 実践メモ】パーソナルビジョンと目標設定はどの様に異なるのか?~ボヤツィス他(2024) 『成長を支援すること』 第6章 パーソナルビジョンの力 からの学び

ボヤツィス他(2024) 『成長を支援すること』 第6章 パーソナルビジョンの力~単なるゴールに留まらない夢 の学びです。

第6章では、思いやりのコーチング/ ICTコーチングの肝ともいえる、”パーソナルビジョン”について、中心的に説明されています。

本書のなかで、パーソナルビジョンとは・・・


そして、短い時間軸でのビジョンや、会社の目標設定とは異なり、長い時間軸でパーソナルビジョンを考える意義について、このように語っています。

検討する際は、既存の”思考の枠(思い癖)”からの影響が強固に出てくるので、ちょっと思考を飛ばしてあげるような問いかけが必要になってきます。

実は、これに近いことを、今進めている組織開発のプロジェクトのワークショップで、組織のビジョンを検討する際に、実践してみました!


ちょうどその直前のセッションが、強みに加えて、自分たちに足りていないものを棚卸する、GAP アプローチが中心だったので、ちょっと重めの場でした。次の回、ビジョンについて対話を進めると、みなさんのテンションが、高い、とってもエネルギーの高い場になっていました。話しているときの前のめり感や、各チームの発表に対する質問やコメントの数も全然違いました。

ポイントは、本書にもあるように、対話の問いを設定するときに、”驚くほど素晴らしく本プロジェクトが成功して組織が理想的な状態になっていたとしたら”というような表現を、プロジェクトサポートしてくれているand seeds 小畑さんのアドバイスでいれたのですが、そうすることで、現状の延長戦上になりがちな思考を、より“量子飛躍”というか、大きくジャンプして対話をしやくなった気がします。

後は、10年後の世界に、今その時間に、いるかの様に、現在形で話すこと、その設定を徹底して、みんなでその時間軸に没頭し、居続けることで、そういう”未来の世界線”があるかもしれない?と感じるようになっていた気がします。

ビジョンは、KPI的な目標設定とは異なり、より個人としてのあり方(Being)に近いもののようにも感じます。これが目標設定になってしまうと、PEA(Positive Emotion Attractor)から、NEA(Negative Emotion Attractor)が優位になり、よりストレスを感じやすくなるようです。


そして、パーソナルビジョンは、一度作って終わりというものではなく、日常的に何度も何度も見返すことが重要です。


パーソナルビジョンを形作るアプローチとして、本書のなかでは、Catch Your Dreamsという、一生のうちに経験したいこと、やってみたいこと、達成してみたいことを27個あげて付箋で見える化していくワークも記載されています。機会を見つけて、Catch Your Dreamsを体験する場も創ってみたいなと思います!

※本ブログは、読書会での山内さんの発表、レジュメを参考にさせていただきました。わかりやすい整理、ありがとうございました!





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