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【#110_研究メモ】非上場のファミリービジネス企業としてのベーリンガーさんの強みを人や組織の観点から考えてみる~「「非上場」ならではの独自戦略。入山章栄がベーリンガーインゲルハイムを徹底解剖」(NEWS PICS)からの学び

製薬業界の中でもドイツ発のグローバル企業でありながら、非上場のファミリー企業として異彩を放つ、ベーリンガーインゲルハイム。

早稲田大学の入山先生が、当社の萩原正孝さん(日本ベーリンガーインゲルハイム ㈱ 代表取締役 医療事業ユニット統括社長)にインタビューされていた記事を拝読しました。ベーリンガーさんの魅力について、より広く・深く知るきっかけになりました!

1885年に創業し、全世界で約5万3,500人の従業員を擁するドイツのベーリンガーインゲルハイムだ。

同社の特徴は、世界ランキング20位以内の製薬企業の中で唯一となる非上場のファミリー企業である点、そして製薬企業内のランキングで世界第3位(25.1%)という、極めて高い対売上高研究開発費比率*を実現している点にある(*2023年の医療用医薬品事業の売上高に対する比率)。      

Webサイトより

元の記事は、必ずしも人や組織に中心的にフォーカスしているわけではないのですが、個人的に、非上場のファミリービジネス企業としてのベーリンガーさんの、人や組織の観点から感じられた強みと、記事を読みながら、追加で伺ってみたいと思ったポイントについて記載してみたいなと思います。



全般を通して言えることですが、やはり非上場のファミリービジネス企業の特徴として、株式が公開されているわけではないので、株主に対して上場企業ほど、短期的な利益のリターンが求められないというのは、組織作りや人材育成を考える上でも、とても大きい気がします(組織作りや人材育成には時間がかかるからというのもあるりますよね)。

腰を据えて、研究開発・事業の育成ができる=事業の育成にも上場企業より相対的に時間をかけられるとしたら、適切なペースで権限移譲を行い、成長機会を創りながら、人材の層を厚くしていけるのかなとも。

パーパスに共感し、社員の定着率が高いというのも、人材のパイプライン管理に取り組みやすく、場当たり的ではない、より適切な成長に繋がりやすい、人材配置を行いやすくなりますよね。。

上のスライドには入れていないのですが、ファミリーメンバーがどの様に経営に関わっているのかについても、気になりました。

ベーリンガーさんの記事を見ていると、”上場していることによる株主からのプレッシャー”というのが、資金調達やガバナンスを考える上では大切な要素だとは思うのですが、会社の中長期的な成長を考える上で、どこまでポジティブに働いているのか?は、じっくり勉強してみたいなと思いました。

※本記事は、岡田さんに教えていただきました。貴重な学びの機会、ありがとうございました!

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