【研究メモ】定性研究と定量研究、どう選択、もしくは組み合わせるのか?ウヴェ(2011)『質的研究入門 <人間の科学>のための方法論』 「第3章 質的研究と量的研究」からの学び
ウヴェ(2011)『質的研究入門 <人間の科学>のための方法論』 、先日の第2章に続き、今回は、「第3章 質的研究と量的研究」のご紹介です。
質的研究と量的研究については、個人的には、補完し合っており、両方大事な観点の様にも思えるのですが、未だに”信念対立”が起き、相互を敵視しているような話を伺う機会もあります。
組織開発のアプローチ自体が”全体性”を大事にしているからかもしれませんが、アプローチが違えば、見えてくるものも違うので、それぞれの観点からの発見事項をどう統合していくのか?その際の留意点や難しさというところも、学んでいきたいなと思います。
加えて、実務的な観点でいうと、組織診断の量的な分析で、組織全体の傾向を捉えつつ、インタビューの中でその文脈や背景にあるメンバーの想いを伺うことで、より広く・深く、組織の状況を理解できるという感覚があります。クライアントさんに状況を伝えるときにも、組織診断の全体的な傾向より、“語り”をうまく用いた分析(整理)をお伝えする方が、深く刺さる場合もあります。
質的な研究アプローチを、現場のコンサルティングにどう活かしていくか?についても、深めて行きたいところです!
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