自分の人生を取り戻すiPhone
海外ではZ世代を中心に、反SNSが広まっています。
Z世代はデジタルネイティブのはずですが、小さい頃からスマートフォン、SNSに触れてきたこともあり、その通知や広告などの雑多な情報に辟易しているようです。
一部ではスマートフォンからダムフォンに戻す流れも見られます。
ですが、ダムフォンに戻すだけでは一時的なデジタルデトックスにしかならず、結局はスマートフォンが必須な現代においては「賢く意図的に使えるツール」としてスマートフォンを整える必要があります。
私は今回ご紹介する手順を実行して、iPhone を「ダムフォン」に変えましたのでご紹介します。
ダムフォンに戻す選択肢はないのか?
まず、ダムフォンに戻す選択肢について考えたいと思います。
正直、現在の日本ではダムフォン(ガラケー)に戻すことは「ほぼ不可能」だと思います。
一時的なデジタルデトックスの意味でダムフォンへ戻すことは全然可能だと思います。しかし、そうなると新たにダムフォンを買わなければならなくなります。
以下の機能・シーン含め、完全にスマートフォンをやめてダムフォンに戻すことは事実上不可能です。
QRコードの読み込み
LINEアプリの使用(関連サービス)
各種スマートフォンアプリの使用を前提としたサービス提供
NFC機能を利用したアプリ、サービス
Googleマップなど位置情報サービスを前提としたアプリ
マイナポータルをはじめとするアプリではNFC機能でマイナンバーカードの読み込みが必要であり、NFC搭載でないスマートフォンですら厳しいシーンがあります。
マイナンバーカードに保険証や運転免許証が一体化され、さらには2025年の春にはiPhoneへマイナンバーカードが搭載されることはもう確定しています。
あらゆるシーンを乗り切るためにはスマートフォン(NFC搭載)+LINE+Google マップがもはや必須装備です。
こうなるとダムフォン一本化はかなり厳しいように思います。
iPhoneをダムフォンに変える設定
「ダムフォンを買わない」となると、選択肢としては現状のiPhoneを「より賢く意図的に使えるツール」にする必要があります。
私の場合、SNSはnoteに連携しているXのみで、iPhoneにアプリは入れておらず、閲覧には使用しません。(他の各種SNSはアカウント自体10年ほど前に削除済み)
iPhone内のアプリもかなり厳選しており、「生活に必須orないと不便になるシーンがある」などの理由があるものだけ、アプリを入れています。
1.画面を白黒にする(設定 - アクセシビリティ - 表示とテキストサイズ - カラーフィルター - グレースケール)
これはかなりオススメです。
視覚情報を大幅に削減しながら、iPhoneの使用感も損ないません。
2.すべての通知をオフにする(電話と重要なメッセージの通知のみオン)
基本は全ての通知を切っています。これで静かなiPhoneを保てます。
緊急性の高い電話と家族とのLINEだけ、通知するようにしています。ロック画面の通知表示はそれら含めて全てオフにしています。
3.使用時間が多くなってしまうアプリの使用を制限する(設定 - スクリーンタイム - アプリの制限 )
私の場合はどうしてもSafariでの調べ物や情報収集に時間を使ってしまいがちだったので、今はSafariを機能制限し、使えないようにしています。
(もちろん必要があって使うときにはオンにします)
これでiPhoneを何気なく触ってしまった時も結局やることがなくなり、すぐに手放せます。
スマートフォンをコントロールできるものにする今回の方法は以下の書籍でも紹介されています。おすすめの書籍です。
そのほか、関連する以下のような記事もお読みいただけたら、嬉しいです。