染色屋 採色兼美(サイショクケンビ)

北海道下川町。環境未来都市・SDGs未来都市の選定を受けたコンパクトな町で、広告デザイナーが小さな染色工房を作りました。なぜ、今、染色なのか。書いてみようと思います。

染色屋 採色兼美(サイショクケンビ)

北海道下川町。環境未来都市・SDGs未来都市の選定を受けたコンパクトな町で、広告デザイナーが小さな染色工房を作りました。なぜ、今、染色なのか。書いてみようと思います。

最近の記事

物価高だけど値下げ

お久しぶりです。 2024年の採色兼美ですが、価格を見直し、お求めやすいようにしました。 700円引きが、ベースで、 御所染薄桜は、1700円引きです。 採算ギリギリまでコスト削ってみました。 採色兼美のオンラインストアからご覧いただけます。

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      大人気!草木染め大判ストール

      • 絵葉書

        久しぶりに絵筆をとり、夏らしい雰囲気を描いた。 金魚に見えなかったらゴメンナサイ。笑 書道を習い始めて半年が過ぎようとしている。 ハガキに向き合い、筆で書く時、 「習っていて良かった」 心底、そう、思う。 染物屋の製品を買っていただいたみなさんや、日頃お世話になっている町のみなさんへ、絵葉書を送ろうと思う。 下手っぴだけど。

        • 消炭黒羽(けしずみくろは)

          染色屋・採色兼美の染色製品は、色の名前にキャラクターを持たせていて、和の名前の美しさを伝えたいと考えています。 例えば、夢宵桜。 夢宵桜(ゆめよいざくら)は、3月の色で、散り急ぐ桜の儚さと宵に咲き妖しく艶やかな桜色をイメージしています。 このように、作者の色に対するニュアンスを、視覚的・色覚的・感覚的に表現しています。 しかしながら、どこにも当てはまらない色が生まれました。 それは、黒色。 月の色では『黒』は存在せず、無彩色のため色味が無いため、表現がとても難しい

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          草木染めはエシカルでサステナブルな方法

          木質バイオマスボイラーから排出される焼却灰を再利用して染色の材料にしています。灰色の未来を。色あふれる未来に。

          草木染めはエシカルでサステナブルな方法

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          和の色ストール。簡易包装に変えました。

          和の色ストール。簡易包装に変えました。

          新色の紺「恋路十六夜」

          世に出して良いのか、本当に悩んだ事

          「そんな事、できる訳ない!」 「無理無理!」 「規模が大きすぎる」 「ヤメろ!ヤメろ!」 実際にあった声。 一度は受け取った声。 愚痴になるから誰にも言わず本当に悩んだ。 それでも、やりたいんだ。って自分を奮い立たせたのは、ある意味、突き離した母親の言葉だった。 やりたいなら、最後まで、やればいい。 悩みなんて、吹き飛んだ。 他の誰かに任せるんじゃない。小さくても、自分でやればいいんだってわかったら、行動は早かった。 朝から晩まで、庭で染め続けて、真っ黒

          世に出して良いのか、本当に悩んだ事

          こんな弱い自分だけど。

          【自分って奴は。】そう、つぶやいた。 荒地に藍の花が咲いたのを見つけて、つぶやいてしまった言葉。 「そんなに強くない、自分って奴は。」 決して温暖でもない、肥沃な土地でもない。 なのに根を下ろして花を付けた。 クラファンブルーとでも言えばいいのか? あと2日後、クラウドファンディングを開始する。 やるって決めたはずなのに、 「宣伝がウザいのかな?」 「想いを伝えたい。でも・・・」 「伝えたい熱を帯びているのを、はたから見て、カッコ悪いのかな?」 開始前のこんな

          夜景を見ると、胸が苦しい

          観光名所の一つでもある夜景。 でも、、、 見方を変えると、美しさの裏側が見えてしまう。 あなたの残業の灯り。あなたの自由な時間を売った灯り。 夜景は光ながらも、ボクは闇だと思う 働き過ぎて、壊れないうちに、帰った方がいい。 壊れたボクがそう言うんだから。

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          染色屋採色兼美イメージ動画

          染色屋採色兼美が考える、エシカルで、サステイナブルな方法とは。

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          しもかわマルシェご来場ありがとうございました

          7/6(土)7/7(日)に北海道下川町で、EZOCUPと森ジャムが同時開催された。 そのEZOCUP(チェンソーアート国際大会)の中の「しもかわマルシェ」という、下川町民の、ものづくり作家さんが出店するブースに出た。 「スマホ割」という割引サービスを作った。Facebook、Instagram、BASEのいずれかのフォロワーになると、¥2000以上の買い物から、¥500割引というもの。 QRコードをからアクセスできるように、ポスターを作り、地道にフォロワーを増やす作戦。

          しもかわマルシェご来場ありがとうございました

          植物を身に纏う

          染色屋 採色兼美 草木を手でひとつひとつ染める。 身に纏うモノに植物の息吹を宿すみたいに。 植物の生命力が色に乗って使う人を後押しするようなアイテムになれたら嬉しい。 明日も植物の力を貸してもらおうと思う。

          6色のストール

          今日やっと撮影できた。 自然にある草木で、こんなにもカラフルな色ができる。 もう少し植物の勉強をしなければ… 実は北海道で育つのかどうか、わからないで、適当に荒地を耕して「蓼藍(タデアイ )】を植えた。 寒暖差が大きいので、正直育つかわからない。 藍は四国が有名だけど、やっぱり南の植物なんだろうと思う。 でも、やってみなきゃ、わからん。 と言い聞かせて、毎日水を撒いている。 藍ができれば、青ができるので、色のバリエーションが豊富になる。 ぜひ育ってほしい。

          「染色屋」を始める意味

          令和元年6月。 北海道下川町で【採色兼美】という染色工房を始める。 肩書きは【染色屋】にした。染色師でも、染色家でも無い。独学で実験を繰り返し、独自製法で独自の色をつくり、【夢宵桜】(ゆめよいざくら)という名前を付けた。家を継いだ訳でもないし、資格がある訳でもない。「師」や「家」よりも「屋」がしっくりくる。 今や、環境未来都市やSDGs未来都市などで地方創生のトップランナーとなった下川町。私の故郷であり愛着がある町。若い頃は、まさか帰るとは考えていなかったが、紆余曲折あ