#104 【ご質問より】ロマン派で音が多い曲を、自然な流れで弾くためには?
こんにちは、さいりえです。
今日のレッスン note は、オンラインサロン会員さまからのリクエストより。
ブルグミュラー25の練習曲7番「清らかな流れ」のように片手で、主旋律と内声が速いテンポで進んでいくものの弾き方にコツがあれば教えていただけますか?いろんな曲に応用できそうですが、今までこういう曲を弾いて来なかったので、苦戦しています。
というご質問について、15分の動画でお話していきます。
・片手でメロディと内声、伴奏形
・速いテンポ
・流れ美しい曲
というのは、ロマン派の作品にとても多いですよね。
今回は、
・頭の中にイメージを浮かべるときのプロセスや音楽のとらえ方
・実際に弾いてみるときの、細かなポイント
をいくつかご紹介します。
曲は、ご質問にあったブルグミュラーの25の練習曲より第7曲「清らかな流れ」のほか、
・メンデルスゾーン 無言歌集より Op.19-1 「甘い思い出」
・ラフマニノフ 前奏曲集より Op.32-12
を少しずつ取り上げています。
今回のnoteは、次のまとめマガジンにも含まれています▼
今回のポイント
動画でお話、実践しているポイントを、簡単にまとめておきます!
【まずイメージが大切】
・長いまとまり、フレーズでとらえる
・循環していく、同じ場所にとどまらない
・風の流れ、水の流れ、感情の動きなど、固まらず移ろっていくもの
・ピアノから離れて「感じる」ことも大切
・急にインスピレーションがわいてくることも
・きちんと練習している人ほど、「思い込み」に注意
【実際に弾くときに】
・固まった音、止まった音ではなく、響きのある音で
・複数の音を連ねていく
・準備する段階で、先のほうまでイメージして準備して→それから弾く
・曲、作曲家、時代様式によって、自然でふさわしい音楽というのは異なる
などの点について、お話しています。
また、動画ではくわしく触れていませんが、
【実際の練習】
・メロディだけの練習で、テンポを速めにして
・指を立てすぎずに、肩〜腕からゆるやかに2小節くらいを一つの体の動きで弾いていくように
・細かい音形は、完全に底までガチッと一つずつ弾くのではなく、繊細なタッチ&複数の音符を1グループにとらえて
というタッチも重要です。
これに関しては、過去のnoteでもお話していますので、ご参考にしていただければと思います。
関連noteはこちら。近い話題を取り上げています↓
▼単旋律で流れをもって歌う、とくに今回のブルグミュラーと同じく、1の指だけで歌うとき(メロディだけ取り出して練習するときに)
▼一つ一つの音符にとらわれすぎずに…
▼音のグループ化について(こちらは和音伴奏)
動画はこちら
それでは、今回の動画はここからご覧ください。
※前回の動画と同じく、ピンマイクの充電が切れてしまっていて、いつもより「サー」というノイズが大きめです。申し訳ありません、次回以降気をつけます…!
※ヘッドフォン、イヤホンご使用のほうが聴き取りやすくなっております。
次の2本です。
①まずは曲のイメージ、とらえ方について(9分半)
②実際に弾くときのポイント(6分)
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