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#60 指づかいの選び方、決め方の5つの基本ポイント

こんにちは、さいりえです。

今日のnoteは、指づかいの選び方・決め方の5つの基本ポイントをご紹介します。

指づかいについて大事なことはたくさんあるのですが、ひとまず、ぜひ知っておいていただきたいことを5つにまとめました。

具体的なポイントと考え方をあわせてお伝えしますので、今弾いておられる曲や今後の譜読みに役立てていただけますと幸いです。


【このnoteのポイント】
・多くの曲に共通する、指づかいの大事な基本ポイント5つ

【このnoteの構成】
・5つのポイントをそれぞれテキストと動画で解説しています
  ※有料部分の動画は vimeo のプライベートリンクを共有しています。

【例に取り上げている曲】
・ツェルニー/ 40の練習曲ほか


指づかいのポイントをお話する前に、だいじなお話

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今回は、指づかいを決める上での具体的なポイントを3点、考え方や大まかなポイントを2点お話していきます。

※いずれも、

・楽譜の指番号をきちんと見る
・なぜこの指番号なのか?と考える習慣をつける
・指番号と、さまざまな演奏法はセット。弾き方も考えてみる

などがとても大事になってきます。

では、5つのポイントをお話していきます。


指づかいの基本ポイント①左手の伴奏形では「5」に注意!

まず1つ目です。

①左手の伴奏形が「バス+和音の形」の場合、和音部分には基本、5を使わない

ということです。

理由は動画の中で説明していますが、

・技術的に弾きやすくなる
・音楽的なまとまりやリズム感、フレーズ感が表現しやすい
・きれいな音で弾きやすい(というより、5を多用するときれいに弾きにくい)

などが主ですね。

いきなりピンポイントのお話になってしまいましたが、とても大事ですし、習慣にすることが大切です。

「5+和音」だけでなく、「オクターブ+和音」や「5+分散和音」など、ソナチネからショパンのワルツからラフマニノフのソナタまで、いろいろな場面で出てきます。

けっこうやりがちなことなので、初めにお話しています。

(指づかいのポイント/動画①)


指づかいの基本ポイント②アルペジオや細かいパッセージのとき、基本のポジションを身に着けておく

アルペジオ(分散和音)で作られたパッセージはたくさんありますよね。

このとき、和音の基本ポジションを知っていて身についていると、不自然な指づかいにならずに弾きやすくなります。

たとえば「1-2-3-5」「1-2-4-5」など、ご自身の手とともに、特徴の違いを体感しておくと、無駄が減ります。

※ただし曲や箇所によって、かならずしも基本の形どおりとも限りません。またご自身の手の形や指の長さによって変わります。

また、丸暗記ではなく「あ、なるほど、この形はこの指のほうが弾きやすい、きれいに弾けるんだな」と納得しながら覚えていくことが理想です。

(指づかいのポイント/動画②)

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