#102 【アドバイス動画】 シューマンの交響的練習曲より
こんにちは、さいりえです。
今回のnoteは【アドバイス動画】のご紹介です。
曲は、シューマンの「交響的練習曲 Op.13」という超大曲の中から、「遺作の第1変奏」。
(楽譜はIMSLPより引用)
素晴らしい作品、各変奏です。
今回は演奏者の方より事前にご質問をいただいていました。
〜今回のご質問・リクエスト〜
➀右手の親指くぐりのところを滑らかに弾きたい
➁左手のオクターブを、鍵盤から手が離れても(ペダルに頼らずに)繋がっているように弾きたい
➂テンポを上げたい(“疾走感”を感じられる演奏がしたい)
主にこの3点についてお話していきます。
(②→③→①の順にお話しています。)
を実演をまじえてお話していきます。
・オクターブのレガートの表情
・音が多い曲でもなめらかに流れをもって
など、とくにロマン派で大切なこともたくさんお話していますので、他の曲を弾かれている方にもご参考になるかと思います!
アドバイス内容
今回の主な内容です。
〈曲の大まかなポイント、説明〉
・この変奏の主なポイントについてお話しています。
〈ご質問より②左手のオクターブを、ペダルに頼らずになめらかに弾きたい〉
・レガートや音をつなげるということには、2つの意味がある
・1の指だけで、歌う表情で〈ペダルなしで〉練習する
・4つや8つの音を、同じ動きで弾かずにフレーズや表情に沿ってなめらかな呼吸、動きで弾く
・肩〜腕の役割、1の指のタッチ
・歌やフレーズを感じて弾くことで何が変わるのか?
〈ご質問より③テンポを上げたい〉
・②で実践した左手にそって、大きく音楽をとらえる
・右手の流れやまとまりについて
・疾走感は曲や変奏の役割、性質、バランスから良い塩梅をみつける
〈ご質問より①右手の「1」の指くぐりについて〉
・こちらも②のポイントを応用する
・1の指の打鍵の種類を増やす、それぞれの音色や表情を知って適切に使う
・音楽的に「欲しい」音を探して、それに応じた指の動きやタッチで
・指だけを動かさず、腕の役割も大きい
・テンポが速くなっても、「指を速く動かす」と思わずに…?
〈その他のポイント〉
・和声感がとても重要!
・同じ指づかいでも、中身が違うと…?
アドバイス動画はこちら
今回は、約17分の動画です。
※ポイントアドバイスですので、全体的なお話や分析についてはあまり含んでおりません。
それでは、ご覧ください。
(動画はオンラインレッスンサロンnoteのご購読者さま専用です。月980円で当月のnoteと過去のバックナンバー数十記事と動画をご覧いただけます。また今回のアドバイス動画と、投稿者さまの演奏動画は「Piano Plus+サークル内でも公開しています)
ここから先は
さいりえのオンラインレッスンサロン
ピアニストさいりえによるオンライン講座&小さなコミュニティ。 ピアノ練習やレッスンのポイント、さいりえ自身の練習内容やブログで書かない話…
ここまでお読みいただきありがとうございます!ときどき頂戴するサポートは主に書籍・楽譜の購入・もしくはカフェ時間にありがたく使用させていただいています。もし「とくに役にたったよ」「応援したい!」と思っていただけたらよろしくお願いします。※ご負担のないようにお願いします(^^)