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#236 安定させたい時ほど、大胆になろう!というお話。
みなさん、こんにちは。
今日のnoteのテーマは、
「安定させたい時ほど、大胆になろう」
というお話です。
安定させたい時ほど慎重になって、かえってガタガタしたりしませんか?
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「安定して崩れずに弾きたい!」
と思うと、ガチガチに固めてしまったり慎重になりすぎてしまったりして、かえって
・なんだか、カタカタしたり
・不自然な音楽になったり
してしまうことはありませんか?
こういう場合、音楽を大きくとらえてエイッと弾き始めてみたり、体を大胆にド〜ンと動かすつもりで弾き始めたりした方が、意外とピシッとかっこよくなることがありますよ、というお話です。
(注意)これは、ある程度基礎が身についている中上級者の方向けのお話です。たとえば指がすべるとか、グラグラするとか、拍を数えられないでテンポにのって弾けない、崩れてしまうという場合は、まずはガッチリ固めるくらいのつもりで練習した方が良いこともあります。
前提条件としては、基礎的な練習はもちろん大切、という点です。
ただその上で、やはり大胆になった方が弾きやすいということもあるんですね。
問題点と、本日のポイント
さっそくですが、今日のポイントは、
・リズム
・音型
・呼吸と体の動き
です。
前回の「歌っているように弾くには?」というお話と少し共通する点があるかもしれませんが、今回は、フレーズ、メロディという観点ではなく、どちらかというとリズムの面にポイントを絞っているかもしれません。
▶︎前回の内容はこちら
今回は、主に次の曲でお話しています。
・J.S.バッハ/平均律第1巻 第9番フーガ
・J.S.バッハ/トッカータホ短調より
・ベートーヴェン/ピアノソナタ 第11番 第1楽章
・ブラームス/ラプソディ1番
・ドビュッシー/映像第1集より 水の反映
まずはじめに、「うまくいっていない演奏例」をお聴きいただきます。
一応ちゃんと弾いているんですが、なんとなく、乗らないというか、音楽が動かない、足枷があるような感じの演奏です。
これらの演奏の問題点は
・音楽の内容に関係なく、⒈拍目からまっすぐ数えている
・全ての音、というと大げさですが、多数の音を、あまり考えずに枠に当てはめている
・音楽ではなくて、拍や枠をガチガチに作って、自分自身がそこにはまっている
・どの曲も、同じ方法でやってしまう
という点にあります。
こういう場合、もちろん大前提として枠組みもある程度は大切ではあるのですが、
あるところから、そこからもっと自由になって、楽譜に書かれている音の形や響き、内容に応じてもっと大胆に表現していく必要があります。
これは、その方が音楽的になるというだけでなく、その方が意外と安定してきこえたりするんですね。ピシッとはまったようになると言いますか。
今日はそんなお話を、演奏をまじえて進めていきます!
動画はこちらから(26分)
26分の動画です。ぜひご覧ください。
ここから先は
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