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#108 【アドバイス動画】 歌う曲の流れ/両手の交差/3連符の伴奏形(シューマン 交響的練習曲より②)
こんにちは、さいりえです。
今回のnoteは【アドバイス動画】のご紹介です。
曲は、シューマンの「交響的練習曲 Op.13」から、「遺作の第2変奏」。
↓先月、第1変奏もアドバイス動画をアップしています。
今回はその続き、第2変奏の演奏動画を送っていただきました。
こんな変奏です。
(楽譜はIMSLPより引用)
今回も演奏者の方より事前にご質問をいただいていました。
〜今回のご質問・リクエスト〜
➀両手が交差するところが届きにくくてぎこちなくなっていると思います。弾きやすくなるコツはあるでしょうか?
➁左手の伴奏に3連符が出てくるところから、拍の取り方が難しいと感じます。(後略)
主にこの2点ともう1点、全体の流れについて、テキストと実演をまじえてお話していきます。
〜今回のポイント〜
・ゆったりとした曲でも自然な流れとまとまりを持って弾くには
・両手を交差させる時に意識したいポイント、ミニアドバイス
・3連符が連続する伴奏形を、拍、流れに乗って自然に弾くためのポイントと具体的な練習方法
他の曲にも生かせる大切なこともお話していますので、他の曲を弾かれている方にもご参考になるかと思います!
今回の主な内容(テキスト)
演奏者さまの演奏ですが、全体的に、落ち着いた響きある音と、メロディのしっとりとした歌い方で、シューマン特有の「内省的、瞑想的な美しさ」が浮き上がるように弾いておられました!
まずはテキストのアドバイスをこちらで共有します。
各項目に対応したポイント動画も、その下に載せていきますので、ぜひご覧ください。
①全体について
1小節一つの流れになると良いかと思います!
具体的な練習方法のご提案です。
・左手だけで流れる練習
・4拍目、10拍目はあまり弾き直さず、6拍+6拍くらいのイメージ。実際は広い和音をズラしたり、右手の前打音などで少し時間が必要になると思いますが、それによって全体の流れは止まらないように、たとえば左手の一番下の音だけトン、トン、トン…とゆっくり歩くような流れを作っておいて、その中で弾いていきます。
・前打音なし、左手をずらさずに音を省くようにして、流れ重視で弾く練習もしてみられてください。
②両手の交差について
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