ベクトルを忘れた技術なんかいらない。
上手さを上手さのために上達させてしまうと表現の本質は失われ、固くなりがちだ。
技術は君の思う感動 (心の動かされた事、魅力)を解りやすく増幅して伝えるためのものであるべきで…
教わってきた技術はこうだから、そのとおり描くのが正しいという考え方を持っているとすれば、それは根っこが間違っている。
技術があるからいい作品なのではない。
上手くなって表現が下手になる人、魅力を失っていまう人は技術が伝えるためにあることを忘れてしまっているのだ。
何をどう伝えたいかという本質を忘れたんじゃ小手先が上手くてもマイナスにしかならない事もあるし、作品として破綻する事だってある。
『表現するため、伝えるために上手くなる』が創作上で目指すべきベクトルなんだ!
上手くなったがゆえに表現できることもあるし、上手くなったがタメに想像力を奪われるということもある。
何のための技術かを忘れずに…ガチガチのルールを自分の中に作らないで、想像力を伸ばす上手さ、自由度を求めたいね。
ベクトルさえ忘れなければ、技術は無限だ!