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自分らしく生きる鍵は「理想を手放すこと」!?

「自分らしく生きたい…」
「自分らしさを手に入れたい」

今、そのような願望を持っている方が沢山いらっしゃいます。
そして、世の中には、そのための情報、学びがたくさんあります。
そんな中で、本日は、「自分らしさの学び」において、注意すべき点を話したいと思います。

「自分らしさを手に入れたい」と思っている人の多くは、自分らしさを「獲得していく」とか、新しい自分、理想の自分に「生まれ変わっていく」というイメージでいる人が多いように思います。

しかし、実際はそうではありません。
「自分らしさ」は、元々生まれながらに、自分の中にあるものです。
逆に、生まれたときから今までずっと「自分」以外の人間だった試しはありません(笑)。「自分らしさ」なんて誰もが当たり前に、既に持っているものです。

ただ、僕たち人間は、成長していく中で、周りに合わせすぎたり、不安や怖れで、自分を制限してしまったりなど、元々あった「自分らしさ」を閉じ込めてしまいがちです。そうすると、「他人らしさ」に合わせてしまうことで、「自分らしさ」が出せなくなってしまうのです。

ということは、
「より自分らしくなる」ためのプロセスとは、「新しい自分を獲得」していくといったプロセスではなく、
不安や怖れ、他人への遠慮、世間体や社会に合わせなきゃいけないという観念を手放していくことで「本来の自分に還っていく」、そんなプロセスなのです。

つまり、自分らしく生きるうえで
大切なキーワードは「手放す」ことなのです。

自分らしさとは、「理想の自分」ではない!

多くの人は、「自分らしくなる」とか、「本当の自分」を表現するといった時、「こうであったらいいな」という、「理想の自分」を思い描き、
それを獲得していくいうイメージがあるようです。

例えば、一般によくある「自分軸」に関する学びは、
価値観や目標、やりたいことなどを明確にして、ブレない自分を固めることを重視しているものが多いようです。

しかし、そういったアプローチによって、
理想の自分を明確化してそれを実現しようと頑張ることで、
すごく「頑なな自分」「メンタルマッチョな自分」になってしまう方も多いようです。

例えば、ビジネスや起業の世界では、理想とするメンターの考え方や信念をインストールして、理想に合わない価値観を排除していくような考え方もあります。

しかし、そのような状態は、言わば、理想の自分を演じているような状態なので、常に気が張って疲れてしまったり、理想通りの展開にならないと、急に感情が不安定になったりもします。また「頑なな自分」によって人間関係の悩みを抱えるようになる方も多いです。

一方で、皆さんの中に生まれながらにある、「本来の自分らしさ」とは、子供の頃のような自由な心と柔らかさがあって、すごくリラックスした自然体な状態です。
重要なのは、頑張って「何か立派な自分になる」ということではなく、「どんな自分をも受け入れる」という感性の器なのだと思います。

本来の自分らしさに還るには?

もともと、僕たちは、
生まれながらに自由で、まさに子供のような心を持っていますが、

大人になるに連れて、
「ああすべき」「こうしなきゃいけない」
といった思い込みが重荷として乗っかってきます。

例えば、不安や怖れで、
「自分にはできない」「自分には価値がない」といった思い込みだったり、
他人の意見や、社会常識、ルールだったり、

無意識にそういった重荷が、僕たちの本来の自由な心の上に、
何重にも覆い被さっていくのです。

大切なのは、自分の心と向き合い、
そういった重荷を取り除いていくことです。

そうすると、自然に元々持っていた「自分らしさの芽」が出てきて、
心や身体も軽くなっていき、本来の自由な感覚を取り戻していけるのです。

一方で、理想の自分を獲得しようとする行為は、
「今の自分ではダメだ」
「成功するためにはこれをしなければいけない」など、
また新たな思い込みやルールを追加することにもなってしまいます。

それらの考え方を取り入れることで、一時的に上手くいき、理想の結果が出るかもしれませんが、「自分らしさ」という意味では、「本来の自分」がさらに埋もれていってしまうのです。

理想の自分になろうとするよりも、
「理想じゃない自分」をそのまま受け入れること、

不安や怖れ、他人への遠慮、
世間体や社会に合わせなきゃいけないという観念を手放していくこと、

それが、本来の「自分らしさに還る道」であることを
ぜひ覚えておいてください。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

才能コーチング研究所では、自分らしさや自分軸について、実践的なワークショップも開催しています。ぜひ、こちらの記事もチェックしてみてください。

この記事は、下のYoutube動画の内容を補足し文章化したものです。

ご興味のある方は、ぜひ動画もチェックしてみてください。コメントやご質問をいただけると嬉しいです。


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