見出し画像

今回のテーマは、霊現象催眠術との関係性についてです。
この話を信じるかどうかはあなたの自由です。


まず、霊が存在するしないはその人個人の考え方であり、それを否定するものではないということを最初に伝えておきます。
ここでお話するのは、あくまで催眠術の視点で霊現象をみたとき、どのような関係性があるのか?という内容です。


●幽霊が見えるのは催眠術での幻覚


催眠術では、好きな芸能人に会えたり、目の前の人が裸に見えたり、姿が見えなくなる、という幻覚の現象があります。
幻覚が見える人はとても被験性(かかりやすさ)が高い人であり、10人に1人いるかいないかぐらいの割合になります。

催眠術の視点では、幽霊を見ているときは幻覚を見ている、と捉えることもできます。
そう考えると、幽霊を見たことがある人は幻覚を見ている可能性があり、催眠術にもかかりやすい可能性が高いと捉えることができるのです。
実際、いわゆる「霊感が強い人」に何度も誘導を行ってきましたが、催眠術にかかりやすい傾向にあります。


霊現象に限らず世の中の不思議な現象は、催眠術の視点から見ることで説明できるものがあります。
憑依現象、除霊、気功、予知、奇跡のように謳われている現象など、同じような現象を催眠術でも起こすことができます。


●金縛りは催眠現象?


それではイメージしやすいように、ある体験談を催眠術の視点で解説していきましょう。


よくある体験談として、「金縛りにかかって幽霊が見えた」というものがあります。
一度は聞いたことがあるでしょうし、実際に体験をしたことがある人もいるでしょう。

まず、金縛りにかかっているときは、深い催眠状態にあります。
催眠状態は、起きている時の覚醒状態と、眠っている時の睡眠状態の間の状態、いわばまどろんだ状態です。

覚醒状態
↓↑
催眠状態
↓↑
睡眠状態

一度眠ると最低2回は催眠状態に入っています。


金縛りは、寝ていてふと目が覚めた時によく起こります。
これは、睡眠状態から催眠状態へと移行した状態になります。
ということは、ふと目覚めた時というのは深い催眠状態になっているということなのです。
金縛りは催眠現象に置き換えると、筋肉が硬直する「カタレプシー」になります。
深い催眠状態で全身にカタレプシーの催眠現象が起こっていると考えることができます。


初めて金縛りを体験したとしてイメージしてください。


寝ていると、ふと目が覚めてしまいました。
なんだかいつもと違う体の感覚を感じます。
全身が痺れるような感覚です。
その感覚を感じていると、なんだか体が硬くなってくるのを感じます。

あれっ?動けない!
これは、もしかして「金縛り」なのでは?

そうすると、急に怖くなってきました。
体を動かそうとするのですが全く動けません。
助けを呼ぼうとしても声が出ません。
でも、目を開けることは出来ます。

もしかして、幽霊がいるのでは?

そう思うと、さらに恐怖心が強くなり、
必死に動かそうとしますが余計に硬くなってしまいました。
怖くてたまらないので目を閉じることにしました。

どうしよう!どうしよう!
よく足元や枕元に幽霊がいたり、体の上に乗ったりするって聞くけど・・・
幽霊がいたらどうしよう・・・

そして、強い恐怖心を感じながら目を開けると・・・

ギャー!!!


ちなみにこれは、私が初めて金縛りにかかったときの状況と心境です。
金縛りにかかった多くの人は、似たような体験なのではないかと思います。

ただ、私の場合は幽霊を見ることはありませんでした。
ちなみに私は、催眠術にかかりやすいタイプではなく、催眠術で幻覚を見たことは一度もありません。
でも本当に怖かったのを今でも覚えています。
しかも30分ぐらい金縛りが解けませんでした(汗)


ちなみに、金縛りにかかったときは、体を動かそうとしても余計に固まってしまうものです。
これは努力逆転の法則が働いていると言えるでしょう。
何かをしようとすればするほど、しなければいけないと思えば思うほど、逆の方向に力が働いてしまいやすくなるものです。
催眠術ではこの法則を誘導の中にも取り入れています。

「手を開こうとすればするほど固まります」
「立とうとすればするほど体の力が抜けてしまいます」

というように、追い込み暗示としてよく使います。


これを逆に考えると、金縛りを短時間で解く方法になります。
体を動かそうとして余計に固まってしまうのであれば逆に力を抜けばいいのです。
私は、今でもたまに金縛りにかかるのですが、この方法でだいたい30秒程で解くことができます。


●恐怖で催眠状態が深まる


次のポイントを解説していきます。


初めて金縛りにかかったときは恐怖を感じるものです。
しかも、普通の恐怖ではなく、極度の恐怖を感じることでしょう。
この極度の恐怖もしくは緊張は、一気に催眠状態を深める効果があります。
ということは、本人の意思とは関係なしに、ふと目覚めたときよりも、深い催眠状態になってしまうのです。


●幻覚を見る催眠暗示


それでは、次のポイントの解説です。


極度の恐怖心や緊張でふと目が覚めた時よりも深い催眠状態になってしまい、元々、幻覚を見る能力がある人は、そこで幽霊という幻覚を見てしまうことがあるのです。


ここで疑問に思う人もいるかもしれません?
霊現象が催眠現象なのであれば、「あなたには幽霊が見えます」という暗示が必要なのでは?

しかし、これも簡単に説明することが出来ます。
私たちは、子供の頃からテレビなどで、「金縛りにかかって幽霊を見た」という体験談を何度も見て聞いています。
そうすると、金縛り=幽霊を見る、というイメージが強化されてしまいます。
他の誰かに暗示を入れられなくても、自分の頭の中で「幽霊がいたらどうしよう」と思ってしまうので、これが結局、自己暗示となってしまうのです。


霊現象と催眠術は関係性がある、ということが何となくでもイメージできたでしょうか?


●催眠術で除霊ができる


ここでは解説しませんが、死んだ人や動物の霊がとり憑いてしまう「憑依現象」であっても、催眠術の視点から説明することは出来ます。
簡単に説明しておくと、犬になる記憶支配の人格交代の現象と同じようなものです。


私は、これまで何度か霊媒師として除霊をしたことがあります。
霊感は全くありませんし修業をしたこともありません。
あくまで、催眠現象として捉えて霊媒師のフリをしながら催眠で解決をしています。

何年も動物の霊にとり憑かれていて、夜中に起きて冷蔵庫の食べ物を食べてしまうという女性がいました。
しかし起きた記憶も食べた記憶もないというのです。
それを家に泊まりに来ていた友人が見て分かったらしいのですが、本人はどうしようもできずに悩んでいました。


私はなんとかしてあげたいと思い、霊媒師として除霊をしました。
本人がキツネの霊にとり憑かれていると信じているのであれば、それを利用してキツネの霊を取り除けばいいのです。
私は霊媒師と名乗りながらも、催眠現象だと捉えて除霊を行いました。
そしてキツネの霊を除霊(現象を解く)したことを確認して、その日は別れました。

しばらくしてその女性から、「あれから夜中に記憶がない状態で冷蔵庫の食べ物を食べることはなくなりました」と連絡がありました。
肩書きを偽っての行為でしたが、お役に立てて良かったと思いました。


今回の話をどう捉えるかはあなたの自由です。
しかし催眠術で除霊だって出来るということを知ることで、世の中の見え方が変わってくるのではないかと思います。

他には、気功師やスピリチュアルカウンセラーや占い師と名乗って活動をしたことがあります。
それぞれの世界を否定するというものではありません。
でも催眠の本質をしっかりと掴めば、そのような世界でも結果を出すことができるということなのです。


催眠術・催眠心理のマインド・クリエイト


様々なツールで発信しています。
ぜひこちらもご覧ください♪

●催眠術のマインド・クリエイト
https://mindcreate.com

●催眠心理療法(ヒプノセラピー)のマインド・クリエイト
https://saiminsinri.com

●催眠心理ブログ(アメブロ)
https://ameblo.jp/saiminjyutusi

●ライン@(別名で登録)
ただいま無料プレゼント中!
・催眠術習得の秘訣(PDF)
・催眠術体験(動画)
・催眠術かかりやすさ度テスト(PDF)

登録はこちら
↓↓↓
https://line.me/R/ti/p/%40nyy9781p
ID入力: @nyy9781p

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集