2022/06/21
この土日実家に帰っていた。
とても楽しかった。
ご飯が美味しかった。
吐かなかった。
眠れなかったけれど寂しくなかった。
でもとても苦しかった。
妹は今学校に行けていない。
対人トラブルのせいではない。
彼女自身が学校を大嫌いになってしまったからだ。
でもよく眠れているし、食べているし、好きなものが好きなまま楽しめているから私はそれで充分だと思っていた。
きっと彼女は行けない自分を受け入れつつも、どこかで自責の念に駆られていたのだろう。
リスカをしていたらしい。
幸いにもずっと残るような線はできていなかったみたいだ。半袖も着れている。
しかし、切ったことは事実だ。
母は酷く心を痛めていた。
自分を傷付けるなんて絶対ダメだよ!!!
話の締めくくりに母は私に強く語った。
そうだね、わかったよ。
それしか言えない。
今母の前で日焼け対策という口実で長袖を着ている私の右腕には無数の線が入っている。
手首、肘のあたり、二の腕。
縫合処置を受けるほど深いものもある。
もしもこれがバレてしまったら二度と実家には私は戻れない気がした。
同時に、自分を傷付けることでなんとかその時の苦しさを乗り切ろうとした妹の勇気と、私の存在を否定された気がした。
疲れてしまった。
一人暮らしの部屋に帰ってから、実家で言われた言葉がぐるぐると私の心を締め付けて身動きが取れなくなってしまった。
ベッドでずっと考えていた。
今日はゼミを休んでしまった。
本当に動けないのだ。
お腹が空いた。
夕方からバイトだ。
なんとか外に出られるくらいには早急に戻らねば。
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