ワタリウム美術館「まちへ出よう展 それは水の波紋から始まった」ほか
2021.01.14-03.12 訪問
また前回から時間が空いてしまった…。ただのアーカイブとはいえど、公開するからには多少読まれて欲しい気持ちもあるので、この記事が別所で公開されていた当時開催されていた2つの展示に加え、そこには書かれなかった展示を1つ加えて記しておきます。
パナソニック汐留美術館「香りの器 高砂コレクション展」
香水瓶のみを展示する珍しい企画です。古今東西の様々な香水瓶を見ることができました。瓶欲しさに付けもしない香水を買ってしまう話をどこかで聞いたこと(読んだこと?)があるのですが、それも納得の可憐さと美しさ。実際瓶のデザインが香水の売り上げを左右することもあったとか。どうでもいいんですけど、この展示を通して初めてアール・ヌーヴォーとアール・デコの違いがわかりました、勉強不足すぎますね。
パナソニック汐留美術館「香りの器 高砂コレクション展」
会期: 2021年1月9日(土)〜 2021年3月21日(日)(終了)
東京都美術館「没後70年 吉田博展」
私好みの水彩画だ!と思って行ったらまさかの木版画でした(ちゃんと下調べをしろ)。木版画とは思えない、まるで水彩画のような、淡い光が浮かび上がっているような感じ、空気が揺れているような感じを表現するために、30回、時に80回90回と重ね刷りしていたそうです。ひとつひとつの作品から技術の高さとこだわりの強さが伝わってきました。どの作品も美しいし、美しい作品がとてもたくさんあって、とにかく見応えがありました。
東京都美術館「没後70年 吉田博展」
会期: 2021年1月26日(火)〜 2021年3月28日(日)(終了※)
※この展示は全国を巡回しており、現在は三重県で展示が行われています。
ワタリウム美術館「まちへ出よう展 それは水の波紋から始まった」
かつてワタリウム美術館の辺りで展開された展示を再構成したものです。美術館内とその周辺のごく狭い範囲で展示を行っています。私にとっては空間をゆったり使うイメージの強いワタリウム美術館だったので、所狭しと作品が置いてあるのは新鮮でした。この美術館で見てきた展示の中で一番印象的だったかも(理由はうまく説明できない)。個人的には、路地裏の、危うげな、雑然とした感じをうまく表現した作品が楽しかったです。
ワタリウム美術館「まちへ出よう展 それは水の波紋から始まった」
会期: 2021年2月6日(土)〜 2021年6月6日(土)
開館時間: 11:00〜19:00(毎週水曜日は21:00まで延長)
休館日: 月曜日(5月3日は開館)
観覧料:大人 1,200円 / 学生(25歳以下)1,000円 / 小・中学生 500円 / 70歳以上の方 900円
実は大学院生になったので、まだまだ学生料金でミュージアムを楽しめるのですが、流石にそんなことにかまけていられないくらい忙しくなりつつあります。でも、なんとかして時間を確保していきたいと思っています。こちらの更新も頑張りたいところです…。
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