巾凡

東京に住むひと。博物館・美術館に行くのが好き。ここは感想置き場です、月に1回の更新を目…

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東京に住むひと。博物館・美術館に行くのが好き。ここは感想置き場です、月に1回の更新を目指している。

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  • ミュージアムに行ったよ記録

    以前別所で知人にのみ公開し、現在は公開していない記事を加筆修正し、ここにまとめます。全部ではないこと、必ずしも最近行ったわけではないことをご了承ください。

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【オーストリア】美術史博物館ほか

2020.02.25-29 訪問 せっかくの春休みということで、オーストリアに行ってきました!本場のミュージアムをこの目で見てきたので、見に行った中から3つ、ここで紹介したいと思います。 美術史博物館 Kunsthistorisches Museum Wienオーストリアに来て一番最初に入ったミュージアムです。外装・内装共に宮殿と見紛うほどの豪華さで、おいおいこれ博物館かよマジかよすげえな、と「田舎者」思考丸出しの感想しか最初は出てきませんでした。そのあまりに豪華な室内に

    • 今月は全然ミュージアムに行きませんでしたね…むしろいろいろ欲しいものが多かった…物欲の秋…

      • 国立新美術館「CLAMP展」ほか

        繁忙期なのですが、隙間をぬってミュージアムに行ってきました…!今回は3つ紹介します〜 国立新美術館「CLAMP展」私に取ってのCLAMPの作品というと、「カードキャプターさくら」シリーズ(クリアカード編は未履修ですが)と「xxxHOLIC」、「こばと。」がアニメで全部見たことがあるもので、「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」がマンガで全編読んだことがあるものです。熱心なファンほど熱心ではないけれど、せっかくなら原画を見てみたい!ということで行ってきました

        • 奥出雲多根自然博物館 ほか

          お休みをとって、「泊まれる博物館」こと奥出雲多根自然博物館に行ってきました…! 松江駅から出雲八代駅までおよそ2時間。木次線は山の中を通るなかなか素敵な電車でした。当日は雨の予報だったのですが、幸運にも駅に着いた時点では降っていませんでした 博物館の方から送迎に行こうかという連絡が来たのですが(そう、博物館の職員さんがすごく親切だったんです…!これについてはあとからもう少し書きます)、チェックインまでかなりの時間があったので、歩いて博物館まで向かいました。まあ汗だくになり

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        【オーストリア】美術史博物館ほか

        • 今月は全然ミュージアムに行きませんでしたね…むしろいろいろ欲しいものが多かった…物欲の秋…

        • 国立新美術館「CLAMP展」ほか

        • 奥出雲多根自然博物館 ほか

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          35本

        記事

          東京都現代美術館「翻訳できない わたしの言葉」展

          とても気になっていたので、東京都現代美術館の「翻訳できない わたしの言葉」展に行ってきました〜 なぜ気になってしまうのかというと、私は言葉に対する関心があるからです。それは、私の人生において動かし難いほど強固な関心です 私は日本生まれ日本育ちだけど、幼い時から、同じ日本語を使っているはずなのに自分の言葉が相手に届いていない、逆に相手の言葉をうまく受け取ることができない、と感じる瞬間がありました。もちろん自分の言葉の使い方が不適切であったり、自分の持つ言葉が不十分であったり

          東京都現代美術館「翻訳できない わたしの言葉」展

          サントリー美術館「サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品」 ほか

          個人的に忙しい時期を乗り越えたので、最近行ってきた展示をまとめます〜 nomena gallery Asakusa「まだ意味のない機械: phenomenal #3」展X(旧Twitter)でたまたま見つけた展示です。とても魅力的な動きをする機械の動画を見て、自分の目で見てみたい!と思い、電車に乗りました。浅草のギャラリーですが、下町な場所を通り抜け、もう全然観光地でもないところにひっそりとありました。たまたま見つけるのは至難の業…ありがとうX(旧Twitter)… 展示

          サントリー美術館「サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品」 ほか

          今月(特に今週)はこのトラフザメの気分です… 来月もまあまあ大変そうだけど、頑張りたいなあ…

          今月(特に今週)はこのトラフザメの気分です… 来月もまあまあ大変そうだけど、頑張りたいなあ…

          国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?: 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」展

          西洋美術を展示する美術館で現代アートを展示する…?どうしてそうなったんだ…?この展覧会の存在を知ってそんな疑問を抱いてから数ヶ月、ようやく開催された+自分の体力に余裕ができたので行ってきました! この展示は、「開館以後の時間を生きるアーティストらが所蔵品によって触発され、未来の芸術をつくってゆける刺激の場になってほしいという想いを託されながらに建った」国立西洋美術館が「「未来の芸術」を産み育てる土壌」として、「「未来の世界が眠る部屋」となってきた」かどうか、「多様なアーティ

          国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?: 国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」展

          ワタリウム美術館「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」

          会期が終わり、もうネタバレを含んだ投稿をしても大丈夫だろう、と思って投稿します! 確か美術手帖のメルマガで見つけた展示だったと思います。公式サイトの「ワタリウム美術館そのものを主役としたツアー型の展覧会」という言葉に惹かれ、勤務予定と体調と相談しながら参加する日時を決めました。前期展示と後期展示を1回ずつ! ツアーのため、遅刻厳禁。だから、指定時間の少し前に到着するように向かいました。受付をすませると、整理券が渡されました 5分前にインフォメーションカウンター前に集合し

          ワタリウム美術館「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」

          上野の森美術館「モネ: 連作の情景」展 ほか

          新年明けました~!今回は12月に行ってきたミュージアムについてもまとめてご紹介します 東京都美術館「いのちをうつす」展・「動物園にて」展前者は人間以外の「いのち」を、いのちのないモノに文字通り「うつす」アーティストの作品を扱う展示、後者は動物園というものがどういうふうに見られてきたのかを、当時のパンフレットなどから追っていく展示です。前者について、それぞれの作品から、うつされた生命の躍動を感じましたが、それは、動物園とか、人間の手が既に入った環境でしかその生き物の本物を見た

          上野の森美術館「モネ: 連作の情景」展 ほか

          今月は動物園とか水族館とか行ってきて癒されてました これはスバールバルライチョウ@上野動物園のお気に入りショット

          今月は動物園とか水族館とか行ってきて癒されてました これはスバールバルライチョウ@上野動物園のお気に入りショット

          国立新美術館「大巻伸嗣 interface of being 真空のゆらぎ」展 ほか

          芸術の秋なので、芸術を観にいきました~ 今回は3つご紹介します 東京都美術館「永遠の都ローマ展」たまに彫刻が見たくなるんですよね、そんなわけで本場の彫刻を見に行きました。展示空間に、普通に2000年以上前のものが置いてあって驚きました…しかも状態が良い、さすが彫刻。立体物を観察するのは楽しいですよね、どの角度が「良い」かな、というのを探す醍醐味があります(絵画は見る方向が決まってるので)。特に「カピトリーノのヴィーナス」は、ぐるっと見て回ることができるほどスペースがあるので

          国立新美術館「大巻伸嗣 interface of being 真空のゆらぎ」展 ほか

          ウポポイ 民族共生象徴空間/苫小牧市科学センター・ミール展示館

          3連休がやってきたので、飛行機を予約して北海道に行ってきました…! 今回訪れたのは白老・苫小牧……そう、私はウポポイに行ってみたかったんです!帰ってきたら書くと決めていたこちらの記事は、旅行計画当時はウポポイだけになる予定でしたが、苫小牧での隙間時間に訪れたミュージアムも良かったのでそちらも載せて、今回は2つのミュージアムについて書いていきます~ ウポポイ 民族共生象徴空間私が行ったことのない国立系ミュージアムって、あとは国立アイヌ民族博物館だけだったんです。だから、そこ

          ウポポイ 民族共生象徴空間/苫小牧市科学センター・ミール展示館

          体調が回復したのでひっさびさにミュージアム行ってきた、やはり休日はこうでなくては

          体調が回復したのでひっさびさにミュージアム行ってきた、やはり休日はこうでなくては

          東京都現代美術館「あ、共感とかじゃなくて。」展ほか

          2023.07.24-08.12 訪問 夏は繁忙期、今回は仕事の合間を縫って行ってきた展示と、ミュージアムに関する映画を紹介します 東京都現代美術館「あ、共感とかじゃなくて。」展その名前の付け方から気になっていた展示。5人のアーティストによる展示で、いずれの作品でも、私から少し隔たったところにいるひとが重要な役割を果たしています。その作品が何を意味するのか、作品に登場する人々が何を伝えようとしているのかを、見ただけですぐに「そういうことね」と感じることはありません。この展

          東京都現代美術館「あ、共感とかじゃなくて。」展ほか

          国立新美術館「蔡國強 宇宙遊: 〈原始火球〉から始まる」展ほか

          2023.06.25-07.02 急に暑くなってきたし急に仕事が忙しくなってきた。今回はそんな中で行った展示を紹介~ 東京都庭園美術館「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」展暑くなってくると、ガラス作品の涼しさが恋しくなります。涼しげなガラス作品と聞くと、私だったら風鈴だったり切子だったり、比較的薄いガラスを思い浮かべていましたが、この展示を通して、ガラスの涼しさはガラスという素材そのものに宿っているのではないか、と考え直しました。ここに展示されている

          国立新美術館「蔡國強 宇宙遊: 〈原始火球〉から始まる」展ほか