集中力を高める手軽で確実な方法
「働き方改革」というムーブメントが、
コンプライアンスと合わさって、残業がしにくくありつつあるのに
仕事が減るわけではないなか、
では、どうすればいいのか!?
という、むしろ問題が増える状況って少なくないと思うのですが、
手っ取り早い解決のひとつに、
集中力を高める
というのがあります。
すぐできますし、一人でできます。
働き方を研究していくと仕事のリ・デザインや
すべきこと以上に「しないこと」を決める、
そしてチームを作る、という方法が多いし、
また有効です。
そのへんがうまくまとまっていて
楽しいのが、Morten Hansen 氏の
『Great at Work』という本でおすすめです(※2)
でも、まずはすぐに手を付けられる集中力を確実に高められる方法をシェアしたいと思います。
2017年のメキシコ大学の研究で800人近いスマフォユーザーを対象にした実験があります。(※2)
結論から言いますと、
電源が切れていようがスマフォが視界の中にある人は、認知能力がガタ落ちするという結果がでました。
別の部屋においている人たちのほうが、机の上に携帯をおいている人より、圧倒的に認知能力が高まり、カバンやポッケに入れている人よりは、少し高い、ということでした。
人は作業中に話しかけれれても、もとの作業に再び集中するのに15分以上を要すると言われていますが、スマフォが視界にあるだけでも作業効率が下がるというわけです。
よって、何かの仕事をしているときには、スマフォは視界の外に置くこと、(そうではない場合に比べて)ずっと作業効率が高くなる、わけです。
通知機能の有無は関係ないそうです。スマフォがただあるだけで、脳の能力が下がるんです。
別の部屋に置くというのは、難しいでしょうから、せめて視界の外に置く。
メールやSNSは時間を決めて、その時間にチェックしたり、返信したりする、というのが目下
いちばん手っ取り早くできる個人的働き方改革
ではないでしょうか。
というわけで、習慣のひとつに
•仕事中、スマフォは視界の外に置く
を追加したいと思います。
※1:Great at Work: How Top Performers Do Less, Work Better, and Achieve More
※2:Brain Drain: The Mere Presence of One’s Own Smartphone Reduces Available Cognitive Capacity
【最高の習慣】
<朝>
•目が覚めたらまず水を500ml飲む(理由)
•朝日を5分以上浴びる(理由)
•瞑想する(理由)
•朝食を食べない(理由)
<全般>
•仕事中、スマフォは視界の外に置く(今回)
•コーヒーは起きてから1時間経ってから。(理由)
•コーヒーは1日3〜5杯飲む。(理由)
•「忙しい」と言わない(理由)
•できるだけ階段を使う(理由)
こっち(↑時間割)もそろそろ更新したいので、次回は瞑想の話をします。