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コオロギ×地元和菓子店!Chu’s 産官学連携SDGsプロジェクト

千葉県多古町で行なっている産官学連携SDGsプロジェクトの活動として、11月23日に多古町の毎年恒例イベント「いきいきフェスタTAKO2024」に昨年に続きブース出店をしました。
昨年は、コオロギパウダー入りクレープの試食を行いましたが、今年は、地元の人気和菓子店さんとのコラボで、コオロギパウダー入り和菓子をなんと5種類!しかも販売!にチャレンジしました。
このイベントには、町の主だった店舗や団体などがこぞって参加し、とても多くの町の皆さんが来場されるので、プロジェクト活動のPRや反応を知るのに絶好の機会なのです!

地元の「産」との連携へステップアップ

多古町の行政さんと一緒に、SDGs体験学習機会の創造を産官学連携で行う「Chu’s Field」のプロジェクトは3ヵ年計画で、今年はその2年目。
1年目の昨年は、「学」との連携ということで地元の高校・千葉県立多古高等学校との連携からスタートし、新たな部活「生物部」を立ち上げ、コオロギ飼育の体験と学内コラボとして料理などを研究する部活「家政部」と組んで、前述のようにコオロギパウダー入りクレープの試食会を行いました。
そして、今年は「産」との連携に発展させ、地元の人気和菓子店「白石菓子舗」さんとのコラボで、
・どら焼き
・薯蕷饅頭(多古の名産・大和芋と米粉を皮に使った饅頭
・くるみ餅
・浮島
・みるく饅頭
なんと5種類の和菓子を作りました。
店舗さんが非常にアグレッシブに臨んでくれまして、生徒たちも一緒になって非常に美味しい和菓子が誕生しました。

販売=世の中の人々の声を聞く

今回、地元の事業者さんと組んで産官学の「産」の部分の連携ができた中で、とても重要なステップアップの1つが「販売」をしたということです。さらに、白石菓子舗さんの意見をいただきながら「商売として正当な価格」に設定したということが重要です。
どんな取り組みも、自走継続していく=ビジネスとして回転するということが必要で、しっかりと利益の出る価格で消費者に買っていただけるということが不可欠だからです。
今回の出店は、白石菓子舗さんから商品を通常の卸し価格で卸していただき、それに利益を載せて販売する、という実証実験でもあったのです。
結果は、お陰様で50個×5種=計250個「完売」しました!
学生たちも昨年の無料試食でのモニタリング(これはこれで重要)とはまた違った反応に、苦労と驚きとそれゆえに得た喜びもあり、とても良い顔になっていました。

地域の連携を地域「外」との連携へ発展

地域での産官学の連携の実績が創れたことを受けて、今後は地域「外」との連携を創っていきます。
まずは、「学」の部分では、東京農工大さんとの連携
多古町で発生する「畑の食料ロス」を餌にした昆虫生産の本格的実験をスタートします。
ここから新たな「学→産」の繋がりが誕生するフック、ヒント、プロダクトが産まれるかもしれません。

未来作りに繋がる、SDGs体験学習機会を創造する「Chu’s Field」プロジェクト。
引き続き、レポートしていきます。

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