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禁断のリンゴ「Eve」
ワシントン産のシャルドネが好きなのですが、なかでもリピート買いしているのがこちら「チャールズ・スミス・”イブ”・シャルドネ・コロンビア・ヴァレー」。ワイン売り場で思わずジャケ買いしました。白地に黒のエチケットには、大きく「Eve」の文字とリンゴの果実、ふくよかに咲いたリンゴの花。そしてリンゴはしっかり齧られちゃってます。
生産者のチャールズ・スミス氏は、かつてロックバンドのマネージャーをしていたという異色の経歴。ラベルのデザインを手がけるのはジーンズメーカーLevi’sのデザイナーとして知られるリッキー・コフ氏。このユニークなデザインと異色の取り合わせ、さてどんな味わいかとワクワクしたものです。
シャルドネはリンゴの香りに例えられることが多いですが、まさに見た目の通りといいますか、リンゴを丸かじりしたような瑞々しさがあります。それも青リンゴではなく蜜のたっぷり入った真っ赤なリンゴ。樽熟成のニュアンスはそれほど強く感じないので、アップルパイのような香ばしさが余韻にほんのり。貝殻のようなミネラル感もしっかり生きています。ナパ・ヴァレーのシャルドネのように果実味と樽熟成の豊満さがある味わいもとても好きなのですが、こちらもすっかり気に入って、癖になってリピートしています。まさしく禁断のリンゴです。ラベルに描かれた齧られリンゴに禍々しささえ感じてしまいます。
ジューシーでドライな味わいのこちらのワイン、白身魚や貝を使った料理によく合います。カルパッチョもいいし、ホタテのバター焼きも良さそう。ハマグリの酒蒸しにも今度合わせてみたいな、と思います。また買わないと。
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