木を伐る事が地球環境を守る
木を伐ることは森林破壊=地球環境を破壊すると思っている方がまだまだ多いのではないのかなーと思って投稿してみました
確かに熱帯雨林の木を伐ることは環境破壊に繋がります。
消える熱帯林 日本へ6割を輸出
(2016/5/29朝日新聞朝刊より)
新聞記事によると、マレーシア・サラワク州の手付かずの熱帯林が急速に失われているとの事。先住民の生活が失われている、地球環境が侵されている。この伐採した木材を日本が59%輸入しているという。この南洋材は「メランティ」という木でラワン材と同じ種類の木で、主に新建材のフローリングの芯材(表面の厚さ1ミリの木以外の部分で床材の91%を占めている)やコンクリートの型枠などに使われている物です。以前の新建材フローリングの芯材として使われていた「ラワン材」も又フィリピンの熱帯林を乱伐して使われていたもの。又、これらの熱帯林には地球上の動植物の約50%が生息しているというデータがあります。新建材は人の健康を害し、地球環境を害し、燃やせば有害物質を出す困り物。住宅火災で木材が勢いよく燃えるのは新建材で使われている接着剤のプラスチック(石油化学工業品)が燃える為。日本の住宅の床材は99%はこの種の新建材を使って住宅が建てられています。
日本の森林はほとんどが人が植林した物で「杉の木」はおよそ60年から80年で成長が止まります。木は二炭化炭素を栄養分として取り込み、酸素を出して育っていきます。地球から森林がなくなると酸素がなくなり、動植物は生きていけません。人も同じです。人工林は苗木を植林して成長過程で二酸化炭素を取り込み、酸素を放出して成長し、成長が止まるとこれがなくなります。人と同じで歳をとると食べる量が減るわけですが、成長が止まった60年から80年で伐採し、二酸化炭素を閉じ込めた状態で建物や家具などの第二の人生が始まります。そうして、又苗木を植えて二酸化炭素をいっぱい食べて貰って酸素をいっぱい出してもらう。このサイクルで地球の酸素を維持して動植物が生存出来るわけです。
私たちはこの木をいっぱい使うことをしないと、森林業者の経済が成り立たなくなり、森林が放置され、荒れた森林になり、悪徳産廃業者がその山を安く買取、ゴミを投げている。大雨が降ると年老いた木が根腐れしている為、土砂崩れが起き、災害が起こる。
現在の日本の現状です。
木材を使う事が地球環境を守り、無垢材を使う事が人の健康を守る。
紙を使う事も又、同じで紙の原料のパルプも木材です。森林を育てる過程で間伐という作業があります。これは、木材の成長に伴って、光合成(お日様から栄養をもらう)為、成長の早い木を残して遅い木を間引きして、光合成を取りやすくする為です。間引きされた間伐材は割り箸や紙などの原料として使われてきました。現在は少し変わってきていますが・・
現在の日本の木材はほとんどが杉材と少量のヒノキ材
杉花粉で悩まれる方が多いのも日本は杉だらけだからです。杉花粉で悩まれている方は(私は大丈夫なので気持ちが分かりませんが😞)なにか納得できないような気になるでしょうが・・
こういう肝心な事(花粉症も含めて)もっともっと議論するべきだと思います。日本のマスコミ 特にテレビは同じ事を繰り返し放送しているだけで、肝心なことは何も伝えない・・全てのことを考え直す時代にきていると思います。