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ひとつひとつのものに
愛を注いでしまう自分が嫌いだ

もう過ぎ去ってしまった
相手は気にも留めていない
頭の片隅にも覚えていない思い出を

1人思い出してほくそ笑み
1人涙を流している
自分を嫌いだ

例えば
押してくれたスタンプひとつ
歌っていた1曲の1フレーズを

そのひとつひとつを
そのどうでもいい思い出を

その瞬間瞬間の自分と
その瞬間瞬間の相手を

いつまでもいつまでも
1人で抱きしめている
自分が嫌いだ

大事に思ってしまう
自分が嫌いだ

失うことを悲しまないためには
失うことを恐れないためには

もっともっとたくさんのもの
を愛せば良い
もっともっとたくさんのもの
を大事にすれば良い

そしたら
そのひとつを失っても悲しくないから

頭の良い人の理屈は正しくて
きっとその通りなんだろう

この世界の
ごまんといる人の中で

たった1人の誰かだけを
愛してるなんて思うからこそ
その1人を失うことが
怖くて悲しくて辛いのだと

その人がいなくなって
どうしようもないほどに
悲しいと感じてしまうのなら

もっとたくさんの人を愛し
もっとたくさんの人を大事にし

この手にあまるほどの
この体にあまるほどの
この器でまかなえないほどに

たくさんの相手を愛せば
満たし切れば溢れさせれば

1人1人の濃さは
薄まっていくと
誰かが偉そうに語ってる

君なんてさ
いてもいなくても良い

最初から最後まで
君なんていてもいなくても
私の人生に大した影響なんてなかった

なのに

なのになのに
君を想ってしまうのはなぜですか?

なのになのに

君の言葉の一つ一つを
君の行動の一つ一つを

この世界の奇跡のように
愛しく愛しく
思ってしまうのはなぜですか?

私が生きてることなんて
卑小でどうでも良いとしても

もちろん当たり前のように

君が生きてることだって

卑しく醜くくだらない
どうでもいいことのひとつだとしても

それでも
私が生きてて楽しいと感じるのと同じように

君が楽しく生きてることを嬉しく思うのは
君を通してこの世界の喜びを感じるのは
なぜですか?

たくさんの人を軽く愛して
たくさんの人が強く愛してくれるならば

君なんて
失っても良い

そう思えたら
よかったのでしょうか?

ああ、君がそこにいることなんて
取るに足らないどうでもいいことだと

そう思うのに
そう思うのに

失っても全然いいのに

君が笑うと嬉しい

それが恋なのだと思う

めずらしく思いついたので、恋の歌を書きました。
元の記事はこちら↓


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