【高血圧でもお味噌汁、飲んでいい?】上手な「塩分」との付き合い方
こんにちは!
養生ダイエットコンサルタントのSaikaです。
養生ダイエットに取り組んでいらっしゃる方から、このようなご相談がありました👇
今回のテーマは、「高血圧の方の塩分問題」
高血圧でお悩みの方のご参考になれば嬉しいです。
そもそも「血圧が高い」って?
「高血圧」とは、血液が「血管」を通る時にかかる「圧力」が通常より高いこと。
「老廃物」や「余分な脂」で硬くなった「血管」に血液を流すため、心臓のポンプ機能が頑張って働いている状態です。
この「高血圧」、実に日本の人口の3分の1の方が発症しています。
高血圧の状態が長時間続くと、心臓や血管に負担がかかり、「糖尿病」や「心疾患」、「脳卒中」など様々な病気のリスクが高まる怖いもの💦
しかし自覚症状が少ないために放置し、悪化してしまうこともあります。
高血圧 塩分が気になる?
一般的に高血圧の対策として「塩分を控えよう」と言われますね。
これは塩分が多いと体が水分を多く保ち、血液量が増えることで、ますます血圧が上がってしまうから。
この「塩分」、大きく2つの種類があるのをご存知ですか?
1つは「精製塩」。
化学的に作られた「塩化ナトリウム」のことで、サラサラとしていて純粋に辛い味を感じるのが特徴です。
体に水分を溜めるので、血圧を大きく上げてしまうのがこちら。
「レトルト食品」や「加工商品」に含まれていることが多いです。
もう1つは、「天然塩」。
「海塩」や「岩塩」といった自然から直接取れたものです。
ナトリウム以外に、カリウム、マグネシウムといったミネラルが豊富に含まれていて、これらがナトリウムの影響を和らげます。
強い塩辛さはなく、旨みやコク、若干の苦味があるのが特徴。
「薬膳」や「自然療法」でも使用されています。
「塩分」は「生命の源」とも言われ、私達の生命維持に欠かせないもの。
上質で栄養価の高い「自然塩」を選び、適宜使っていく意識を持ちたいですね!
味噌汁の塩分は大丈夫?
日本のソウルフードである「味噌汁」。
飲めば、心も体もほっこりと温まりますね。
血液の浄化をサポートし、腸内バランスも最適化してくれます。
「高血圧」で塩分を気にされている方の中には、「味噌汁」を控えている方もいらっしゃるかも知れません。
けれども、「味噌汁」1杯で1.5グラム、「カレー」は4グラム、「カップ麺」は5.5グラムと他の料理に比べて、塩量は少ない方なんです!
味噌の「塩分」は、発酵して角が取れた「塩分」で、ミネラルも多く含んでいます。
冒頭のご相談者の方は、「高血圧」の他に、舌に歯形があることから、体に「むくみ」があるのがうかがえます。
血液がサラサラになる食材の「大根」や「玉ねぎ」などを入れ、具沢山にしたお味噌汁を飲んで頂ければ、塩分を取り過ぎることなく、野菜の栄養もたくさん摂ることができ、むくみの解消にもつながります。
日本の土壌と時間が作り上げたお味噌のパワー、是非取り入れて頂きたいです✨
「養生」で高血圧は改善する?
「高血圧」の根本解決には、「塩分」を控えること以上に、「血管」の柔らかさ、弾力性を作っていくことが大切です。
そのためには、陽(収縮)の力が強い「お肉」からは距離を置きたいもの。
「養生」のメソッドである、
「12時間断食」(1日の中で12時間の空腹時間をとる)
「週2日ベジタリアン」(週に2日連続で肉魚卵を控える)は、
「胃」と「肝臓」を休ませ、「血管」を柔らかくすることができるので、高血圧の方に超おすすめです!
Saikaのひとりごと
お菓子やジャンクフードが大好きだった3年前の私。
血圧は「155/96」と高く、当時の健康診断で指摘されていました。
ぽっちゃり体型を気にして始めた「12時間断食」「週2日ベジタリアン」「全粒穀物食」ですが、昨年の健康診断で正常範囲の「124/77」と血圧にも効果が見られました。
現在はさらに改善されているかな、と次の健康診断を楽しみにしています。
「見た目」だけでなく「体の内側」も健康にできる養生、やっぱりすごいです😊