泳げません
私はカナヅチです。
こんにちは。
彩夏です。
昔から運動神経には自信がある私。
さすがに今は胸を張ってそうも言えないけれど、学生時代は体育の成績は良かった。
走るのも早かったので、運動会では花形。
とりあえずなんでもスポーツは得意だったので、球技大会でも花形だった。
陸の上では自信満々な私なのだが。
水の中になると途端にポンコツになる。
水泳が本当に苦手なのだ。
顔を水につけるのが怖いというか、空気を自由に吸えない状況がどうしても耐えられない。
小学校の時の夏休み中にある水泳大会は地獄だった。本当に嫌で、いつもプールが突然爆発とかして無くならないかなとずっと思っていた。
そんなことは起こるはずもなく、毎年水泳大会の日は訪れる。
私の通っていた小学校のプールは25m×14m。
低学年は14m泳げば良かったのだが、3年生になると25mを泳がなければならない。
3年生の時は体格差や能力などで結構な人数が14mで許してもらえた。
問題は4年生の時。
必ず25mを泳ぎなさいと先生は言う。
私は先生に懇願した。
「どうか14mに出させてください」
何度ダメだと言っても諦めない私に根負けした先生は、今年が最後だからなと言ってなんとか納得してくれた。でも14mを泳ぐ4年生は私を含め、3人しかいなかった。
そんな手は5年生になると通用しない。
やっぱりプールは爆発することもないし、なぜか水泳大会の日はいつも晴天だった。
当日、私の順番が回ってくる。
私と一緒に泳ぐみんなは、5年生にもなると飛び込みスタートが当たり前。みんな1位になりたいから、もちろんクロール。
そんな中、私は飛び込みスタートも出来ず、平泳ぎで一度も水に顔をつけず、必死でみんなについていく。上手に泳げないから全然前に進まないのに、私の周辺の水面は必要以上に波立つ。
陸での私とのギャップにいつも笑われていたけど、泳げないんやから仕方ないやん。
いまだに泳ぐのは苦手。
私も一度は華麗にクロールしてみたい。
息継ぎのたびにプールの水飲んでしまうけど。
画像は《AKISEN》さんからお借りしました。
それでは。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ばいなら
66日ライラン/55th