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一年の計は元旦にありと言うけれど

私の食欲はうなぎ上り。


こんにちは。
彩夏です。
本年もよろしくお願い致します。


2025年になる瞬間。
私とマルコは今さらながらの「VIVANT」をNetflixで観ていた。

私は普段ほとんどテレビを観ない。
だからドラマにも本当にうとい。


マルコはずっと「VIVANT面白いから観ないとダメ」だと言い続けていたので、帰国してから一緒に観ていたのだけれど、あの子は何を観ていたのだろう。ドラマについて何を聞いても「え?どういうこと?」と返事をしてくる。
「全部観たんやろ?」「観たよ!!」
この会話を50回ぐらいしたけれど、あの子はVIVANTを全部観た夢をみたんだと思う。


年越しの瞬間真面目に観ている私のそばで
「ママ!!ニューイヤーやで!!」
そう叫んだマルコはハグをしてくれた。


昨年の年越しは私1人だった。
元旦も1人。
実家の集まりにも1人で行ったな。


今年もめがねさんは不在の年越しと元旦。
でもマルコがいる。
明日は帰ってきためがねさんと家族3人、お雑煮を食べて、博多で買ってきてくれたマルコのお土産の明太子食べて……


と、元旦は思っていた。


マルコは日本に帰ってきてから「ママと同じ部屋で寝たい」と言い張り、私の寝室で寝ている。小さい子供ならまだしも20歳寸前の見た目立派な大人からそう言われたとて微妙。


あれだけ連日友人と会い、色んな場所に行っているのを傍目にしていると、いつか必ず何かしらの感染症を持ち込むに違いないと、実は正体を隠しているけれど有能な別班VIVANTに影響受けすぎる女の私はそう確信していた。


案の定、2日の明け方。
マルコの吐き下しがスタートした。
こうなると彼女の吐瀉物の処理の仕方が信用できない若干神経質な私の消毒行為が止まらない。


ああ、神様。
今年は私のこの病に対する過剰な行動を和らげてください。お願いします。


コロナやインフルエンザの初期症状を調べてもマルコの症状は当てはまらない。熱もないし、半日で吐き下しは治った。ノロの症状にも当てはまらない..…と信じている。


夜勤あけで帰ってきためがねさんにうつらないよう、自分の寝室でいる方がいいと伝えた。こんな時、二階にもトイレがあって良かったと思う。


すると今度はめがねさんが夕方から頭が痛いと一階に降りてきた。元々私もめがねさんも職業柄なのか頭痛持ちで鎮痛剤が手放せない。


電鉄マンのめがねさんは春からのダイヤ改正に関する業務に携わっていて、昨年の夏からずっと疲れている。特殊な部署に所属しているから普段からも頭を使うのだろうけど、今は本当にしんどそうだ。ついでに言うと抜け毛もひどい。白髪もほぼない多毛なめがねさんは、白髪時代を知らないままハ……皆まで言わないでおこう。


明らかにいつもの頭痛よりひどいであろう様子をやっぱり過剰な私は心配で仕方ない。いつもはマルコマルコだけれど、いつかはマルコも完全に巣立ち夫婦2人になるときがくる。2人になったらケンカばかりになるかもしれないと心配していたけれど、いざ2人の生活を1年半ほどしてみたら、結局夫婦喧嘩の原因の大半は子育てに関する考え方の違いだったのかもしれない。


飴と鞭を巧みに使いこなす私と、飴だけでいいんだよ、子供は自分で成長するんだからと主張するめがねさん。夫婦の経済を脅かすマルコの成長はめがねさんのせいだと、この記事を書きながら今確信した。


だけど私はめがねさんがいないときっとダメなんだ。愛だ恋だなんてお互いとっくに薄れていたとしたって、自分の人生において互いになくてならない存在だと思えてることは、人生の伴侶と認め合えているということなんだろうと思う。実際めがねさんはどう思ってるか知らんけど。


何はともあれ、今日マルコはすべて出し切って食欲はないし声に張りはないけれど落ち着いている。めがねさんも本当か嘘か知らないけれど「もう治ったよ」と朝から出勤して明日の朝まで帰らない。


「一年の計は元旦にあり」

マルコにそう伝えると「マジマジマジンガー?」と答えが返ってきた。


元旦ではなかったとしても、新年早々、病からめがねさんもマルコもスタートだなんてと思うと2025年もなんだかソワソワするし、いい歳して「マジマジマジンガー」と返してくるマルコの将来も心配でソワソワする。


だけど、私が元気で乗り越えたんだからそれでいいかと思う。


今日から私が胃腸炎スタートしたらどうすっぺ。



トップ画は『ぺんさん』からお借りしました。


それでは。
最後までお読み頂きありがとうございます。
今年も変わらずお付き合い頂けると嬉しいです。
ばいなら

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