子供を産んで5年が経過した。 新米母ちゃんってのももう取れて、5歳児のお母さんになった。 ありがたい事に息子も大きな怪我や病気もなくスクスクと元気に育っている。 最近では、好きなことがハッキリしてきてなかなか面白い。 5歳児の今は、NHKが好きだ。 そういうと、年齢的にEテレの子ども番組が好きなのかと思われるが、息子が今一番ハマっているのはのど自慢だ。 のど自慢が始まると飛んでいってテレビにかじりつく。 そして、歌ではなく秋山気晴さんの鳴らす鐘を待ち焦がれている。 少しこ
「ねぇ、背中掻いて」 大人の指示より、4歳児の指示は難解だ。 右も左も上も下も、はっきりとした指示はこない 「そこじゃない!」とは怒られる。 怒られながら、彼のちょうど良い場所を探りながら掻いていく。 暫し掻いたあと、痒い部分を私が見つけることができたんだろう。 「そう!そこだよー!くすぐったかったねぇ!」 と、笑う。 うまく伝えられないなら、伝わるまで必死だ。 「あのね、あのね、 聞いてる? あのね だから、違うんだよぉ〜」 そうそう、言葉を伝えるのっ
空が綺麗だなって思った。今日の夕方。 服を買いに行った。 壊れたブーツの代わりも探しに行った。 900円代の安くなった服を何枚か買って、布団カバーを買って枕カバーを新調した。 清々しい気分で、遺言を書く。 なんで遺言かって言うと 急に死んだ友達のことを思い出したから。 子供たちに何の言葉も残せなかったあの子を思い出したら、 いつかうっかり死んでしまった時のことを考えて、愛する息子や母や兄に言葉を残しておきたくなった。 子供が小さいうちに死んでしまったらどうしようと