わらにお

秋の絵の
芳山と つまれし 夢のあと
旻天に 溶けたる様は
夏の 陽炎のごと
のぼり たち
踊り くり
鹿らの 祭囃子 そや
明けて さめたれば
藁法師 なり

 
【鎌倉の天気】
 かくされて 呼ばる差し日の 多からず
 うち波かれて 僅なり


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