惜春

惆悵
藤花 落ちつる
枝 赤き実を 結ばんとすも
黄鳥の 歌いおわり
行客ごと 人生や
今は ただ
この 盃の中に 留めることを 得ず

 
【鎌倉の天気】
 追い風に乗る しぶきの 真新しくて
 眩しくて 空は跳ね 砕けし


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