薄暑光

神鳴り
断桿 とおり過ぎて
薄暑坂
わだつみ 眩しや
白の午後
つなぎ 行き
かれ ふり 別る
名を忘れた 君の
ありし影を ふむ
神鳴り

 
【鎌倉の天気】
 砂ふみわけて 潮騒の
 つづく松に 風吹くや 誰のまつ


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